保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
子どもの食と栄養 問10
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの食と栄養 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成16年厚生労働省)における「発育・発達過程に応じて育てたい”食べる力”」の一部である。幼児期の内容として、誤ったものを一つ選びなさい。
- 食べ物や身体のことを話題にする
- いろいろな食べ物を見て、触って、味わって、自分で進んで食べようとする
- おなかがすくリズムがもてる
- 家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう
- 食べたいもの、好きなものが増える
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この過去問の解説 (2件)
01
「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」は、平成16年に厚生労働省雇用均等・児童家庭局から発表されたものです。
内容は、子どもの食に関する現状や課題、食を通じた子どもの健全育成など、子どもの食に関することが記されています。保育の食育にも活かせる内容ですので、確認しておきましょう。
この問題は、誤ったものを選びます。
「食べ物や身体のことを話題にする」は幼児期に該当する内容です。
幼児期の「食べ物や身体のことを話題にする」ことから、学童期の「食生活や健康を大切に思うことができる」ようにつなげていきます。
以上のことから、本選択肢は正しいです。
「いろいろな食べ物を見て、触って、味わって、自分で進んで食べようとする」は、離乳期に該当する内容です。
「いろいろな食べ物を見て、触って、味わって、自分で進んで食べようとする」ことで、味覚など五感につながっていきます。さらに食事のマナーや食べることへの興味へとつながっていきます。
以上のことから、本選択肢は誤った回答です。
「おなかがすくリズムがもてる」は、幼児期に該当する内容です。離乳期から食に興味を持ち、食事をするリズムができてきます。
以上のことから、本選択肢は正しいです。
「家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう」は、幼児期に該当する内容です。
幼児期になると、自分一人の食の世界から、親しい家族や友達と関わりながら食べる楽しさを感じられるようになります。
以上のことから、本選択肢は正しいです。
「食べたいもの、好きなものが増える」は、幼児期に該当する内容です。
味覚や触覚などが幼児期ではさらに発達していき、食べ物の好き嫌いが出始めます。そこで調理や収穫といった食に関することに触れることで、食べてみたいという意欲につながっていきます。
以上のことから、本選択肢は正しいです。
「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」はページ数の多い資料です。
一度は目を通しておき、過去問を通じながら知識を広げていきましょう。
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02
「楽しく食べる子どもに〜食からはじまる健やかガイド〜」は食を通じた子どもの健全育成のあり方を検討した報告書です。
厚生労働省雇用均等・児童家庭局が作成しています。
この問題の「発育・発達家庭に応じて育てたい"食べる力"」の部分は、保育所における食育に関する指針にもなるので目を通しておきましょう。
幼児期の内容です。
幼児期には、食べ物や身体のことを話題にする体験を通して、子ども自身が情報の発信者になることもでき、食べ物への関心が深まっていきます。
離乳期の内容なので、幼児期ではありません。
離乳期に食べ物を目で確かめて、物を掴んで、口まで運び、口に入れるという行動である手づかみ食べなどを繰り返すことで、食への意欲や関心が高まります。
幼児期の内容です。
幼児期は、睡眠、食事、遊びといった活動にメリハリが出てくるので一生を通じての食事のリズムの基礎を作る重要な時期になります。
幼児期の内容です。
幼児期になると、身近な人との基礎的信頼感を確認しながら、家族や仲間と一緒に楽しく食べれるようになります。
幼児期の内容です。
さまざまな食べ物に子ども自身が意欲的に関わる体験を通して、子どもの食べたいもの、好きなものが増えていきます。
「楽しく食べる子どもに〜食からはじまる健やかガイド〜」には、授乳期・離乳期と幼児期で分けてまとめられています。
覚えるのが大変であれば、発達段階を考えながら大まかな内容を頭に入れておくと良いでしょう。
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