保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
子どもの食と栄養 問17
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの食と栄養 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!」(令和3年1月消費者庁)における食品の窒息・誤嚥事故防止に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 豆やナッツ類は、小さく砕いて与えれば、肺炎や気管支炎のリスクにはなりません。
B 物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、誤って吸引し、窒息・誤嚥するリスクがあります。
C ミニトマトやブドウ等の球状の食品は、乳幼児には、4等分する、調理して軟らかくするなどして、よく噛んで食べさせましょう。
D 食べているときは、姿勢を良くし、食べることに集中させましょう。
A 豆やナッツ類は、小さく砕いて与えれば、肺炎や気管支炎のリスクにはなりません。
B 物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、誤って吸引し、窒息・誤嚥するリスクがあります。
C ミニトマトやブドウ等の球状の食品は、乳幼児には、4等分する、調理して軟らかくするなどして、よく噛んで食べさせましょう。
D 食べているときは、姿勢を良くし、食べることに集中させましょう。
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この過去問の解説 (2件)
01
保育所に通う子供たちの年齢は、窒息・誤嚥事故のリスクが高いです。
この問題を解いて窒息・誤嚥が起こらないようにするために、基本的な注意点、対処等を学びましょう。
A、C、Dが間違っています。
Aについて、豆やナッツ類は、小さなかけらでも気管に入りこんで、肺炎や気管支炎を起こしたりするリスクがあります。
消費者庁からは、「5歳以下の子どもには、硬い豆やナッツ類を食べさせないで」と注意喚起されています。
A、Bが間違いです。
Bについて、記述の通り、物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると誤って吸引し、窒息・誤嚥するリスクがあります。
子どもにこのような事が起こる事があることを伝え、子ども自身も気をつけられるようにしましょう。
A、B、Cが間違いです。
Cについて、ミニトマトやブドウ等は、丸ごと食べさせると誤嚥の恐れがあります。
食べさせるためには、4等分、柔らかくするなどの配慮が必要です。
正しい組み合わせです。
乳幼児(5歳以下)の窒息・誤嚥が多い理由は、奥歯が生えそろわず、嚙み砕く力や飲み込む力が十分でないからです。
B、Dが間違いです。
Dについて、姿勢を良くして食べることで誤嚥、窒息を防ぐことがあります。
また、保育所などでは友達と楽しくおしゃべりをする姿もありますが、口の中に食べ物が入っている時はしゃべらないようにするなど、食べることに集中できる環境作りも大切なことです。
子どもの窒息・誤嚥についてはよく出題され、保育士の知識としても必要な部分なので、「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!」を一読して覚えましょう。
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02
乳幼児期の子どもは、思わぬものを口に入れることがあります。保育所で生活している子どもも同じように食品などで窒息や誤飲の事故につながってしまうこともあります。
問題を解きながら窒息や誤飲の事故防止の学びをしていきましょう。
Aの豆やナッツ類に関して、5歳以下の子どもには食べさせないように注意されています。また、小さく砕いて与えた場合も気管に入り込む恐れがあり、肺炎や気管支炎のリスクがあります。
したがって、Aの記述は×です。
Bの記述は〇で正解です。
Cのミニトマトやブドウ糖の球状の食べ物は、そのまま食べるとのどに詰まらせ窒息してしまう恐れがあります。
そのため、乳幼児には、記述のように4等分にするなり、柔らかく食べやすくすることを行います。
したがって、Cの記述は〇です。
Dの記述に関して、食べているときは、姿勢を良くし食べることに集中させましょう。物が口に入ったまま遊んだり、走ったりするなど食べることと違う活動をすると、のどに詰まらせるなど窒息したり、ケガをしてしまう恐れがあります。
したがって、Dの記述は〇です。
以上のことから、本選択肢は不適切です。
Aの豆やナッツ類に関して、5歳以下の子どもには食べさせないように注意されています。また、小さく砕いて与えた場合も気管に入り込む恐れがあり、肺炎や気管支炎のリスクがあります。
したがって、Aの記述は×です。
Bの記述のように、物を口に入れたままで、食べる以外の活動をするとのどに詰まらせり、口の中をケガをしたりと事故につながる恐れがあります。
したがって、Bの記述は〇です。
Cの記述は〇で正解です。
Dの記述は〇で正解です。
以上のことから、本選択肢は不適切です。
Aの豆やナッツ類に関して、5歳以下の子どもには食べさせないように注意されています。また、小さく砕いて与えた場合も気管に入り込む恐れがあり、肺炎や気管支炎のリスクがあります。
したがって、Aの記述は×です。
Bの記述のように、物を口に入れたままで、食べる以外の活動をするとのどに詰まらせり、口の中をケガをしたりと事故につながる恐れがあります。
したがって、Bの記述は〇です。
Cのミニトマトやブドウ糖の球状の食べ物は、そのまま食べるとのどに詰まらせ窒息してしまう恐れがあります。
そのため、乳幼児には、記述のように4等分にするなり、柔らかく食べやすくすることを行います。
したがって、Cの記述は〇です。
Dの記述は〇で正解です。
以上のことから、本選択肢は不適切です。
AからDまですべて正解です。したがって、本選択肢は正しい組み合わせです。
Aの記述は×で正解です。
Bの記述のように、物を口に入れたままで、食べる以外の活動をするとのどに詰まらせり、口の中をケガをしたりと事故につながる恐れがあります。
したがって、Bの記述は〇です。
Cの記述は〇で正解です。
Dの記述に関して、食べているときは、姿勢を良くし食べることに集中させましょう。物が口に入ったまま遊んだり、走ったりするなど食べることと違う活動をすると、のどに詰まらせるなど窒息したり、ケガをしてしまう恐れがあります。
したがって、Dの記述は〇です。
以上のことから、本選択肢は不適切です。
この問題では、乳幼児期の窒息・誤飲の事故に関する内容を問われていました。
消費者庁から発表されている「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!」には、窒息や誤飲の事故について、原因やどのように食べ物が詰まるのかが説明されていますので、確認しておきましょう。
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