保育士の過去問
令和5年(2023年)前期
子どもの食と栄養 問18

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)前期 子どもの食と栄養 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

次の図は、「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成22年厚生労働省)における「子どもの健やかな発育・発達を目指した食事・食生活支援」である。図中のA~Dにあてはまらないものを一つ選びなさい。
問題文の画像
  • 食環境の整備
  • 安全・安心な食事の確保
  • 食生活の自立支援
  • 心と体の健康の確保
  • 豊かな食体験の確保

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題のポイントは、「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成22年厚生労働省)における「子どもの健やかな発育・発達を目指した食事・食生活支援」がどのような事を大切にしているのかが理解できていれば解ける問題です。

図の言葉だけ覚えるよりも、図の説明文になる「児童福祉施設における食事の提供及び栄養管理に関する考え方及び留意点」を一度読んで、それから図を見ると理解か深まります。

選択肢1. 食環境の整備

不適切です。

児童福祉施設においての食環境は、他の選択肢を含めた全体になります。

よって食環境の整備は、とても大切なところですが適切ではありません。

選択肢2. 安全・安心な食事の確保

安全・安心な食事の確保があってこそ、子どもの健やかな発育・発達が望めるため、適切な解答です。

選択肢3. 食生活の自立支援

適切な解答です。

食生活の自立とは、子どもが食材を選んで、調理して、片付ける。こうした一連の作業ができるようになることを言います。

そのためには、乳児期からの豊かな食育が重要です。

こういった体験が、健やかな発育・発達につながります。

選択肢4. 心と体の健康の確保

健やかな発育・発達は、健康な心と体でもあり、それを確保するために各施設での食育の推進が求められます。

よって、適切な解答です。

選択肢5. 豊かな食体験の確保

豊かな食体験は、子どもの食への興味や食べる意欲に直結します。

そういった、興味・関心・意欲が健やかな発育・発達につながるため適切な解答です。

まとめ

児童福祉施設における食事の提供ガイドは、現在ガイドラインの見直しを検討されており、改定される予定です。

勉強される際は、最新の情報を確認して行ってください。

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02

この問題は厚生労働省の「児童福祉施設における食事の提供ガイド」にある「子どもの健やかな発育・発達を目指した食事・食生活支援」から問われています。

児童福祉施設における食事の提供ガイド」は保育士試験に度々出題されています。

過去問を繰り返し解き、出題されるポイントを探してみましょう。

選択肢1. 食環境の整備

本選択肢は不適切です。

厚生労働省の「健康づくりのための食環境整備に関する検討会報告書」によると、食環境の整備とは、食に関する情報の提供や食物選択の幅を広げたりと、健康のために環境を整えることをいいます。

選択肢2. 安全・安心な食事の確保

適切な解答です。

アレルギーや障害の個別対応など食事に関する配慮は様々なです。子どもたちが安全で安心できる食事を提供できるように配慮しなければなりません。

選択肢3. 食生活の自立支援

適切な解答です。

児童福祉施設で生活する子どもたちが将来、食生活を自身で考え生活できるようなるために、支援することが必要です。

そのためには、食に関する知識や興味関心を持てるよう計画をたて、他職種の連携が必要とされています。

選択肢4. 心と体の健康の確保

適切な解答です。

食は体の健康や発達に関係するだけでなく、ストレスや疲れを癒すといった、心の安定にも関係してきます。

選択肢5. 豊かな食体験の確保

適切な解答です。

食を通じて、食の大切さや味覚の幅を広げるなど、食体験を豊富に行うことで、食事の大切さに気付くことができます。

まとめ

厚生労働省の「児童福祉施設における食事の提供ガイド」にある「子どもの健やかな発育・発達を目指した食事・食生活支援」から出題された問題でした。

児童福祉施設における食事の提供ガイド」は過去の試験に度々出題されています。資料自体ページ数が多いので、過去問を解きながらポイントをしぼって学んでいきましょう。

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