問題
この時期においては、運動機能の発達により、基本的な動作が一通りできるようになるとともに、基本的な生活習慣もほぼ自立できるようになる。理解する語彙数が急激に増加し、知的興味や関心も高まってくる。仲間と遊び、仲間の中の一人という自覚が生じ、( A )遊びや( B )活動も見られるようになる。これらの発達の特徴を踏まえて、この時期の保育においては、( C )と集団としての活動の充実が図られるようにしなければならない。
保育所保育指針より、3歳以上児の保育に関するねらい及び内容についての問題です。
3歳以上であると基本的な生活習慣もほとんど自立ができている時期です。
その時期の子どもの遊びや友達関係はどのようなことができるようになるのか、そのために保育士はどのように援助をしていくのが良いのかを考えながら解いてみましょう。
Aの記述は正しいです。
Bの記述は間違いです。「一斉」ではなく、「協同的な」になります。
3歳以上になると、仲間とのつながりが深まるようになります。自己主張もある中で、どのように役割を分担し、協力しながら取り組めるかを考えられるようになる時期でもあります。
Cの記述は間違いです。「個の支援」ではなく、「個の成長」になります。
以上のことから、本選択肢は不適切です。
AからCの記述すべて正しいです。
以上のことから、本選択肢は適切です。
Aの記述は間違いです。「ごっこ」ではなく、「集団的な」になります。
3歳以上になると、集団の活動ができるようになります。ごっこ遊びをはじめとした友達同士の遊びから、集団の活動につながっていきます。
Bの記述は正しいです。
Cの記述は間違いです。「個の支援」ではなく、「個の成長」になります。
以上のことから、本選択肢は不適切です。
Aの記述は正しいです。
Bの記述は間違いです。「一斉」ではなく、「協同的な」になります。
Cの記述は正しいです。
以上のことから、本選択肢は不適切です。
Aの記述は間違いです。「ごっこ」ではなく、「集団的な」になります。
Bの記述は間違いです。「一斉」ではなく、「協同的な」になります。
Cの記述は間違いです。「個の支援」ではなく、「個の成長」になります。
3歳以上になると、集団的な活動や仲間同士で何かをやり遂げるという、複数人での活動ができるようになります。そこで得た、仲間同士でやり遂げたという達成感は、個の成長へとつながっていくのです。
以上のことから、本選択肢は不適切です。
この問題では、3歳以上児の保育に関するねらい及び内容について問われたものでした。
保育所保育指針では、乳児、1歳以上3歳未満、3歳以上の3つの段階で保育に関するねらい及び内容が記されています。
各年齢でどんな発達で、どんなことができるのようになるのかを保育所保育指針を読みながらまとめておきましょう。
この問題は、3歳以上児の保育に関するねらい及び内容についてです。
正答を当てはめると以下のようになります。
この時期においては、運動機能の発達により、基本的な動作が一通りできるようになるとともに、基本的な生活習慣もほぼ自立できるようになる。理解する語彙数が急激に増加し、知的興味や関心も高まってくる。仲間と遊び、仲間の中の一人という自覚が生じ、( A:集団的な )遊びや( B:協同的な )活動も見られるようになる。これらの発達の特徴を踏まえて、この時期の保育においては、( C:個の成長 )と集団としての活動の充実が図られるようにしなければならない。
「A:集団的な B:協同的な C:個の成長」が適切な選択肢となります。
B、Cの選択肢が誤りのため不正解です。
「A:集団的な B:協同的な C:個の成長」が適切な選択肢となります。
よって本肢が正解です。
A、Cの選択肢が誤りのため不正解です。
Bの選択肢が誤りのため不正解です。
A、B、Cの選択肢が誤りのため不正解です。
保育所保育指針では、乳児、1歳以上3歳未満、3歳以上の3段階で保育に関するねらい及び内容が記されていますので、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
保育所保育指針は内容の暗記、理解をしておけば、解ける問題となりますので、諦めずに頑張りましょう。