保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
子ども家庭福祉 問3
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)後期 子ども家庭福祉 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
次の図は、「令和3年度福祉行政報告例の概況」(2023(令和5)年 厚生労働省)の2021(令和3)年度中の児童相談所における相談の種類別対応件数の状況である。( A )・( B )にあてはまる相談種別の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A:育成相談 B:障害相談
- A:育成相談 B:養護相談
- A:養護相談 B:障害相談
- A:養護相談 B:育成相談
- A:養護相談 B:非行相談
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この過去問の解説 (2件)
01
児童相談所の役割と機能について理解しているかどうかが問われる問題です。
児童相談所の役割としては、大きく次の6つがあります。(相談機能、措置機能、一時保護機能、市町村援助機能、アセスメント・判定機能、通告受理・立入調査機能)
児童相談所の相談機能は
①養護相談(育児放棄や虐待されているなど養育状況の相談を受ける)
②育成相談(子どもの生活や行動、しつけに関する相談を受ける)
③障害相談(身体、知的、発達などの障害に関する相談を受ける)
④保険相談(疾患のある子どもの相談を受ける)
⑤非行相談(家出や徘徊などの子どもの問題行動に関する相談を受ける)
⑥その他の相談(上記に該当しない子どもに関する相談を受ける)
機能があります。
過半数が養護相談、次いで障害相談が多いということを押さえておきましょう。
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02
用語の確認をしましょう。
育成相談:
不登校相談、性格行動相談、しつけ相談、適正相談、ことばの遅れ相談(家庭環境)
養護相談:
養育困難等家庭環境に関する相談、児童虐待の相談と対応
障害相談:
障害、発達に関する相談
適切な選択肢です。
「令和3年度福祉行政報告例の概況」(2023(令和5)年 厚生労働省)によると、令和3年度中の児童相談所における相談の対応件数は571,961件となっています。
相談の種類別にみると、「養護相談」が283,001 件(構成割合 49.5%)と最も多く、 次いで「障害相談」が203,619件(同35.6%)、「育成相談」が41,534件(同7.3%)と記載されています。
児童相談所が対応した養護相談のうち、児童虐待相談の対応件数は年々増加していることを覚えておきましょう。
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