保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
保育の心理学 問4
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)後期 保育の心理学 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、自己の発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A ホフマン(Hoffman, M.L.)によれば、1歳頃までは自他の区別が未分化であり、他児が転んで泣くのを見て、自分も泣きそうになるなど、他者に起こったことが自分自身に起こったことのように振る舞う。
B 幼児期後半に社会的比較が可能になることにより、幼児期から学童期にかけて自己評価が否定的になり、自尊感情が低下する。
C 乳児期前半に自分の手を目の前にかざし、その手をじっと見つめるというショーイングと呼ばれる行動がみられる。
D 客体的自己の理解は、鏡に映った自分の姿を理解できるかという課題を用いて調べることができる。
A ホフマン(Hoffman, M.L.)によれば、1歳頃までは自他の区別が未分化であり、他児が転んで泣くのを見て、自分も泣きそうになるなど、他者に起こったことが自分自身に起こったことのように振る舞う。
B 幼児期後半に社会的比較が可能になることにより、幼児期から学童期にかけて自己評価が否定的になり、自尊感情が低下する。
C 乳児期前半に自分の手を目の前にかざし、その手をじっと見つめるというショーイングと呼ばれる行動がみられる。
D 客体的自己の理解は、鏡に映った自分の姿を理解できるかという課題を用いて調べることができる。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題の解説は、以下のとおりです。
A:○
記述のとおりです。
B:×
社会的比較が可能になるのは学童期以降のため、誤りです。
C:×
ハンドリガードの説明になっているため、誤りです。
D:○
記述のとおりです。(ルージュテストの内容)
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02
乳児期の発達についての問題となります。生まれてから幼児期までの、おおむねの発達をイメージしておくと良いでしょう。
『社会的比較』は発達の個人差が顕著になる小学校3,4年生前後からみられるようになります。『9歳の壁』とも呼ばれます。
自分の手をじっと見つめるのは『ハンドリーガード』です。物をつかみ、人に見せる仕草が『ショーイング』です。
正答です。
鏡を用いて自分の姿を理解し始めるのはおおよそ1歳前後です。
1歳以降に鏡に映るのが人ではない事に気づき始め、徐々に自己認識が進み自我が芽生えてきます。
乳児期の発達では身体が大きくなるに伴い、人間らしい自我が芽生えていきます。『自分』と『自分以外』を認知し始める姿を捉えておきましょう。
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