保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
保育の心理学 問13

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)後期 保育の心理学 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、親になることに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  親になることによる変化は、母親だけに生じるわけではなく、父親でも子育てをすることで親としての自覚、人間としての成熟、ストレスを感じることがみられる。
B  エリクソン(Erikson, E.H.)によれば、成人後期の「親密性 対 孤立」は、私的な親子関係を超えて、次の世代やより広い社会へと広がり、成熟していく。
C  養護性(ナーチュランス)とは、対人関係能力の一つとして、人との関わりの中で獲得され、大人になっても、子どもとの関わりの中で親自身の発達としてさらに発展する。
D  養護性(ナーチュランス)とは、「相手の健全な発達を促進するために用いられる共感性と技能」として捉えられる。
  • A:○  B:○  C:×  D:×
  • A:○  B:×  C:○  D:○
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:×  D:○
  • A:×  B:×  C:○  D:○

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題の解説は、以下のとおりです。

 

A:

記述のとおりです。

 

B:×

成人後期(35~65歳)ではなく、成人前期(22~35歳)です。

エリクソンの発達段階を押さえておきましょう。

 

C:

記述のとおりです。

 

D:

記述のとおりです。

養護性(ナーチュランス)とは、小さくて弱いものを見て可愛い、大切にしようという気持ちのことです。

選択肢2. A:○  B:×  C:○  D:○

よって本肢が正解です。

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02

この問題は、親になることについての基本的な考えを理解しているかを問うものです。

 

・親になると、母親だけでなく父親も変わります。父親も子育てを通じて親としての自覚を持ち、大人として成長したり、ストレスを感じたりします。

養護性は、「相手の成長を助けるための共感と技術」として定義されます。

エリクソンによれば、「親密性 対 孤立」は若い大人の課題で、「生殖性 対 停滞」は大人の後半の課題です。

養護性は、人との関わりの中で身につく能力で、大人になっても子どもとの関わりでさらに発展します。

選択肢2. A:○  B:×  C:○  D:○

正答です。

 

まとめ

親も新たな人生の段階として成長し続ける存在です。保育の現場では、これらの知識を使って親子関係を支援をしていくことが大切です。

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