保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
子どもの保健 問1

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)後期 子どもの保健 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」イ「情緒の安定」に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。
  • 一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。
  • 一人一人の子どもが、くつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする。
  • 一人一人の子どもの発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながらも、食事は全員一斉に取るように設定する。
  • 保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信を持つことができるよう、成長の過程を見守り、適切に働きかける。
  • 一人一人の子どもの置かれている状態や発達過程などを的確に把握し、子どもの欲求を適切に満たしながら、応答的な触れ合いや言葉がけを行う。

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この過去問の解説 (2件)

01

「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」イ「情緒の安定」に関する問題です。 

選択肢1. 一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。

正しいです。

「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」イ「情緒の安定」

(ア)ねらい

一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。

とあります。

選択肢2. 一人一人の子どもが、くつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする。

正しいです。

「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」イ「情緒の安定」

(ア)ねらい

一人一人の子どもが、くつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする。

とあります。

選択肢3. 一人一人の子どもの発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながらも、食事は全員一斉に取るように設定する。

誤っています。

「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」イ「情緒の安定」

(イ)内容

一人一人の子どもの生活のリズム、発達家庭、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながら、適切な食事や休息が取れるようにする

と明記されていますので、「全員一斉に」が誤っています。

選択肢4. 保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信を持つことができるよう、成長の過程を見守り、適切に働きかける。

正しいです。

「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」イ「情緒の安定」

(イ)内容

保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信を持つことができるよう、成長の過程を見守り、適切に働きかける。

とあります。

選択肢5. 一人一人の子どもの置かれている状態や発達過程などを的確に把握し、子どもの欲求を適切に満たしながら、応答的な触れ合いや言葉がけを行う。

正しいです。

「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」イ「情緒の安定」

(イ)内容

一人一人の子どもの置かれている状態や発達過程などを的確に把握し、子どもの欲求を適切に満たしながら、応答的な触れ合いや言葉がけを行う。

とあります。

まとめ

保育所保育指針は、必ず目を通し、暗記しておきましょう。

参考になった数11

02

「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」イ「情緒の安定」から、ねらいと内容からの問題です。

選択肢1. 一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。

適切です。

一人一人の子どもの気持ちを受け止め、共感して子どもと信頼関係を築いていくことが求められます。

自分の気持ちを表すことは子どもの心の成長につながります。

選択肢2. 一人一人の子どもが、くつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする。

適切です。

子どもが安心してくつろいで過ごすことのできる環境になるよう配慮することが必要です。

選択肢3. 一人一人の子どもの発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながらも、食事は全員一斉に取るように設定する。

「食事は全員一斉に取るように設定する」の部分が不適切です。

一日全体の流れを見通し、バランスを図る中で適切な食事を取れるようにすることが求められます。

選択肢4. 保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信を持つことができるよう、成長の過程を見守り、適切に働きかける。

適切です。

自発性や探索意識を高めるための活動により人や物と触れ、様々な体験をしていくことで心が成長していきます。

選択肢5. 一人一人の子どもの置かれている状態や発達過程などを的確に把握し、子どもの欲求を適切に満たしながら、応答的な触れ合いや言葉がけを行う。

適切です。

一人一人が安心感をもって過ごすことのできる環境をつくることが求められます。

また、応答的な触れ合いや言葉がけは安心感だけでなく、気持ちや感情の理解、言葉の豊かさなどにもつながります。

参考になった数6