保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
子どもの保健 問14
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)後期 子どもの保健 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、不適切なものを一つ選びなさい。
- 誤嚥防止のため、幼児が食事中姿勢よく座っているか注意する。
- 傷病者発生時、傷病者を助けるために最初に取る行動をファーストエイドという。
- 肘内障は幼児に多く、手が急に強く引っ張られたときに起こりやすい。
- 小児では、熱傷面積が全身の10%以上を占める場合は、救急車を要請する。
- たばこの誤飲は、ニコチン中毒を起こす可能性があり、十分な水を飲ませて吐かせ、受診する。
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この過去問の解説 (2件)
01
怪我や誤嚥についての問題です。
適切です。
食事中に姿勢が崩れると誤嚥のリスクが高まります。椅子や机が適切であるとともに、笑ったり泣いたりした際は食事を中断します。また、落ち着いた環境作りも重要です。
適切です。
傷病者発生時、傷病者を助けるために最初に取る行動をファーストエイドといいます。
救急隊が到着するまでの間ファーストエイドをおこなうことで、悪化を防ぐ可能性があります。
適切です。
肘内障とは亜脱臼のことで、手を急に引っ張られた際に起こりやすいです。
手をつないでる時や着替えの補助、遊びの中で起きる可能性があるため、引っ張る際は腕ではなく胴体部分を引き寄せるよう注意が必要です。
適切です。
小児では、熱傷面積が全身の10%以上を占める場合は、救急車を要請します。
不適切です。
たばこを誤飲した際はすぐに吐き出させ、水分を与えてはいけません。
水分を与えると胃の酸性度が下がり、ニコチンが溶け出しやすくなってしまいます。
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02
この問題は怪我や誤嚥などの対処についての知識を問うものです。
幼児が食事中に姿勢よく座ることで、誤嚥のリスクを減らすことができます。落ち着いた環境下で食事しましょう。
ファーストエイド(応急手当)は、傷病者に対して最初に行う救助行動を指します。
肘内障(肘の脱臼)は、幼児が手を急に強く引っ張られたときに起こりやすいです。手をつなぐときには力加減に気を付けましょう。
小児において、熱傷面積が全身の10%以上の場合は、重篤な状態となるため、救急車を要請する必要があります。
不適切です。
たばこの誤飲の場合、吐かせることは危険です。ニコチンは非常に毒性が強いため、すぐに医療機関を受診し、専門的な処置を受ける必要があります。誤って吐かせると、さらに危険な状態になる可能性があります。
正しい知識を得る事で、咄嗟の処置に対応できます。適切な対応を身につけておきましょう。
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