保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
子どもの保健 問16
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問題
保育士試験 令和5年(2023年)後期 子どもの保健 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版[2022(令和4)年10月一部改訂])」(厚生労働省)の2「感染症の予防」⑤「血液媒介感染」に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。
- 血液媒介感染する主な病原体は、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)等である。
- ひっかき傷やすり傷、鼻血など、血液や傷口からの滲出液に周りの人がさらされる機会も多く、皮膚の傷を通して、病原体が侵入する可能性もある。
- ひっかき傷等は流水できれいに洗い、絆創膏を貼らずによく乾かすようにする。
- 子どもの使用するコップ、タオル等には、唾液等の体液が付着する可能性があるため、共有しない。
- 全ての血液や体液には病原体が含まれていると考え、防護なく触れることがないように注意する。
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この過去問の解説 (2件)
01
「保育所における感染症対策ガイドライン」の2「感染症の予防」⑤「血液媒介感染」からの問題です。
血液には様々な病原体が含まれている可能性があります。
そのため血液を素手で扱わないための工夫が必要です。
適切です。
血液媒介感染とは血液から感染する感染症です。
血液には様々な病原体が潜んでいることがあります。
血液媒介感染する病原体には、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)があります。
適切です。
子どもはけがをする場面が多くあり、傷ができやすいです。
その傷から病原体が侵入する可能性があるため、速やかに処置することが必要です。
不適切です。
ひっかき傷などは水で洗い、絆創膏やガーゼで保護し、傷口から病原体が入らないようにします。
適切です。
唾液等の体液からも病原体によって感染する可能性があります。
適切です。
本人は症状がなくても体液に病原体が含まれていることがあるためです。
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02
この問題は、保育所における血液媒介感染の予防策についての理解を問うものです。
血液媒介感染する主な病原体には、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)があります。これらのウイルスは血液を介して感染するため、適切な予防策が必要です。
ひっかき傷やすり傷、鼻血などからの血液や滲出液に周りの人がさらされることがあり、皮膚の傷を通して病原体が侵入する可能性があります。
不適切です。
ひっかき傷等は流水できれいに洗った後、絆創膏を貼って保護することが推奨されます。
傷を乾かすだけでは、感染のリスクが高まる可能性があります。
子どもの使用するコップやタオルには唾液などの体液が付着する可能性があるため、共有しないことが重要です。
全ての血液や体液には病原体が含まれていると考え、素手や直に触れることがないように留意しましょう。
園では、子どもが転んでひっかき傷を負った際、すぐに流水で傷を洗い、消毒液を使用してから絆創膏を貼る対応をしています。これにより、感染リスクを最小限に抑えることができます。
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