保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
子どもの保健 問17

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)後期 子どもの保健 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、保育所での感染症に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。
  • 乳児は成人に比べ鼻道や後鼻孔が狭く気道も細いため、風邪等で粘膜が腫れると息苦しくなりやすい。
  • 動物に触れた後や動物を飼育している場所を清掃した後には、石鹸を用いた流水での手洗いを徹底する。
  • インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染であるが、接触感染することもある。
  • 保育所でのRSウイルス流行期は、特に異年齢間の交流を制限しない。
  • 保育士等の職員は、自分が感染していることに気づかないまま感染源となることもあるので、職員の体調管理にも気を配る。

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この過去問の解説 (2件)

01

保育所での感染症に関する問題です。

選択肢1. 乳児は成人に比べ鼻道や後鼻孔が狭く気道も細いため、風邪等で粘膜が腫れると息苦しくなりやすい。

適切です。

乳児は大人に比べて鼻道や気道が細く過敏なため、粘膜が腫れると息苦しくなりやすいです。

選択肢2. 動物に触れた後や動物を飼育している場所を清掃した後には、石鹸を用いた流水での手洗いを徹底する。

適切です。

動物は病原体を持っている可能性があります。動物の唾液や粘液から感染する可能性があるため、動物に触った後や飼育場所を清掃した後は必ず手洗い等をする必要があります。

 

選択肢3. インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染であるが、接触感染することもある。

適切です。

唾液や体液が手についた際、そのまま物を触ると、そこにウイルスが付着します。他者がウイルスがついた場所を触ることでインフルエンザに感染することがあります。

選択肢4. 保育所でのRSウイルス流行期は、特に異年齢間の交流を制限しない。

不適切です。

乳幼児期に初感染した場合には症状が重症化しやすく、特に生後6か月未満の乳児は重症呼吸器感染症を引き起こす可能性があります。

流行期、保育所では異年齢が接触しないよう離し、交流を制限する必要があります。

選択肢5. 保育士等の職員は、自分が感染していることに気づかないまま感染源となることもあるので、職員の体調管理にも気を配る。

適切です。

感染を広げないためには職員の体調管理も重要です。

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02

感染症予防と対策について、正しい知識を持ち、適切に対応できるかを確認するための問題です。

選択肢1. 乳児は成人に比べ鼻道や後鼻孔が狭く気道も細いため、風邪等で粘膜が腫れると息苦しくなりやすい。

乳児は成人に比べて鼻道や後鼻孔が狭く、気道も細いため、風邪などで粘膜が腫れると息苦しくなりやすいです。これは乳児の生理的特性に基づくものです。

選択肢2. 動物に触れた後や動物を飼育している場所を清掃した後には、石鹸を用いた流水での手洗いを徹底する。

動物に触れた後や動物を飼育している場所を清掃した後には、石鹸を使って流水で手を洗うことが重要です。これにより、動物からの感染症を予防できます。

選択肢3. インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染であるが、接触感染することもある。

インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染ですが、接触感染も起こり得ます。飛沫が手や物に付着し、それを介して感染することがあります。

選択肢4. 保育所でのRSウイルス流行期は、特に異年齢間の交流を制限しない。

不適切です。

RSウイルスの流行期には、特に異年齢間の交流を制限することが推奨されます。異年齢間の交流は感染拡大のリスクを高めるため、流行期には注意が必要です。

選択肢5. 保育士等の職員は、自分が感染していることに気づかないまま感染源となることもあるので、職員の体調管理にも気を配る。

保育士などの職員は、自分が感染していることに気づかないまま感染源となることがあるため、職員の体調管理にも十分に気を配る必要があります。

まとめ

園では、感染症流行期に異年齢間の交流を制限するなど、感染拡大を防ぐための対策を徹底しています。

また、職員の体調管理を強化し、感染症の予防に努めています。

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