問題
A 感染に対する抵抗力が弱い。
B 消化機能が十分に発達していないため、1回(食)に消化できる量などに配慮が必要である。
C 骨格、筋肉、臓器など身体のあらゆる組織をつくるために十分な栄養素の供給が必要となるが、体重1kgあたりでは成人よりも必要とする栄養素は少ない。
D 「偏食する」「むら食い」「遊び食べをする」などが起きやすい。
この問題では、幼児期の健康と食生活に関する記述が提示されています。
幼児の健康を促進するためには、適切な食生活が重要です。
正しい記述を見極めるために、幼児期の栄養や食生活に関する知識が必要です。
Aについて
一般的に幼児は感染に対する抵抗力が弱く、風邪などの感染症にかかりやすいです。
Bについて
幼児期は成人に比べ消化機能が未発達のため、1回(食)に消化できる量などに配慮が必要です。
Cについて
体重1kgあたりで、成人よりも必要とする栄養素は多くなります。
Dについて
「偏食する」「むら食い」「遊び食べをする」などは乳幼児期の発達段階でみられます。
保育士試験の中でも「子どもの食と栄養」は合格率の低い科目のひとつです。
子どもの発達、発育段階で見られる食べ方や各栄養素の名称や役割などを一つひとつ覚えておきましょう。
幼児期の健康と食生活に関する問題です。
A:幼児期は先天性免疫が減少し、また大人に比べて感染の経験が少なくまだ体の中に免疫ができていないため、感染に対する抵抗力が弱いです。
B:幼児は消化機能がまだ未熟のため食事の量に配慮が必要です。
1日3回の食事では必要な栄養素が不足しやすいため、おやつ(補食)で補うことも必要になります。
おやつは食事の妨げにならないよう、適切な食品・量・時間を心掛けることが大切です。
C:大人に比べて体は小さいですが、骨格、筋肉、臓器など身体のあらゆる組織をつくるために、エネルギーは大人の約2倍、たんぱく質は1.5倍の量を摂取する必要があります。
D:「偏食」「むら食い」→乳児や幼児は酸味や苦みなどの味、固い・パサパサしている食感など苦手なものが多くあります。
苦手な理由を探り調理方法や味付けを変えることで、改善できることがあります。
「遊び食べ」→1歳を過ぎると行動範囲が広がり、様々なことに興味を示し始めます。
「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶をすることで区切りをつけることや、椅子や机の環境を整えることで改善できることがあります。
適切です。
BとCとDが不適切です。
BとDが不適切です。
AとCが不適切です。
AとCとDが不適切です。