保育士の過去問
令和5年(2023年)後期
保育実習理論 問11

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問題

保育士試験 令和5年(2023年)後期 保育実習理論 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
保育所の5歳児クラスを担当しているR保育士は、子どもの動線に配慮した園庭や遊具の配置などを検討するために、子どもの動線を記録することとした。

【設問】
次のうち、動線の記録と園庭や遊具の配置などの対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  動線を記録してみると、園庭で広い空間を使って「色鬼(色つき鬼)」などルールのある遊びに熱中している活発な子どものグループがあることがわかった。しばしばこの動線が、3歳未満児クラスが砂場で遊んでいる空間と交差していた。そこで、3歳未満児クラスの担当保育士と話し合い、園庭の使い方の共通理解をはかることとした。
B  動線を記録してみると、虫取りが好きな子どものグループがあり、垣根や裏庭の花壇の周辺を回遊するように遊んでいることがわかった。そこで、子どもの自然な活動の流れが崩れないように、その動線上の安全点検をすることとした。
C  動線を記録してみると、保育室のままごとコーナーで遊んでいる子どもが「散歩に行こう」と園庭に出ていくことがあるとわかった。そこで、特定の場所でじっくり遊べるように、ままごとコーナーから園庭に簡単に出られないように、活動を分ける仕切りを置くこととした。
  • A:○  B:○  C:○
  • A:○  B:○  C:×
  • A:○  B:×  C:○
  • A:×  B:×  C:○
  • A:×  B:×  C:×

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この過去問の解説 (2件)

01

保育所での活動について、実例を交えての問題です。

 


A:○  

「動線を記録してみると、園庭で広い空間を使って「色鬼(色つき鬼)」などルールのある遊びに熱中している活発な子どものグループがあることがわかった。しばしばこの動線が、3歳未満児クラスが砂場で遊んでいる空間と交差していた。そこで、3歳未満児クラスの担当保育士と話し合い、園庭の使い方の共通理解をはかることとした。」は正しいといえます。


B:○  

「動線を記録してみると、虫取りが好きな子どものグループがあり、垣根や裏庭の花壇の周辺を回遊するように遊んでいることがわかった。そこで、子どもの自然な活動の流れが崩れないように、その動線上の安全点検をすることとした。」は正しいといえます。

保育所での活動では、子どもたちの生活の安全を守る必要があります。

遊具や園庭など動線上の安全点検も常に意識しなければなりません。

 

C:×  

動線を記録してみると、保育室のままごとコーナーで遊んでいる子どもが「散歩に行こう」と園庭に出ていくことがあるとわかった。そこで、特定の場所でじっくり遊べるように、ままごとコーナーから園庭に簡単に出られないように、活動を分ける仕切りを置くこととした。」は不適切といえます。

子どもたちの興味を阻害することは相応しくありません。

 

 

よって、正解の選択肢は、

A:○  B:○  C:×」となります。

選択肢2. A:○  B:○  C:×

正解です。

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02

A:

記述のとおりです。

ケガや事故が発生しないよう、担当保育者間でコミュニケーションをとることが大切です。


B:

記述のとおりです。

安全点検は、安全性と子どもの自然な活動の妨げをなくして自由に探索ができるようにするために大切なことです。


C:×

適切ではありません。強制的に出られないようにするのは工夫ではなく、子どもの自主性や創造性を育む機会を奪うことにつながります。

参考になった数5