保育士 過去問
令和6年(2024年)前期
問37 (社会的養護 問7)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 令和6年(2024年)前期 問37(社会的養護 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「被措置児童等虐待対応ガイドライン」(令和4年 厚生労働省)に示された虐待防止のための施設運営に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。
  • 組織全体が活性化され、風通しのよい組織づくりを進める。
  • 第三者評価の積極的な受審や活用など、外部の目を取り入れる。
  • 施設内で生じた被措置児童等虐待に関する情報提供は、当該施設等で生活を送っている他の被措置児童等に対しては行わない。
  • 自立支援計画の策定や見直しの際には、子どもの意見や意向等を確認し、確実に反映する。
  • 経験の浅い職員等に対し、施設内外からスーパービジョンを受けられるようにする。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

不適切なものは次の文です。

施設内で生じた被措置児童等虐待に関する情報提供は、当該施設等で生活を送っている他の被措置児童等に対しては行わない。

 

県子ども家庭福祉課等は児童相談所、施設等と連携し、当該被措置児童等や施設関係者等に対し、県子ども家庭福祉課等による事実確認の結果や審査部会での検討の結果及び今後の対応方針等について、適切にフィードバックを行う」とあります。

 

また、「子どもの意見表明や知る権利などにも配慮」するとされています。

 

これらの点から、施設内で生じた虐待に関する適切な情報提供は、他の被措置児童等に対しても行うべきであると考えられます。

 

 

他の選択肢は、組織の透明性確保外部評価の活用子どもの意見の尊重職員のサポート体制など、適切な施設運営のための重要な要素を示しています。


 

選択肢1. 組織全体が活性化され、風通しのよい組織づくりを進める。

正しいです。

風通しの良い組織づくりは、虐待防止のための施設運営において重要な要素の一つです。

選択肢2. 第三者評価の積極的な受審や活用など、外部の目を取り入れる。

正しいです。

外部の目を積極的に取り入れることは、虐待防止のための施設運営において重要です。

選択肢3. 施設内で生じた被措置児童等虐待に関する情報提供は、当該施設等で生活を送っている他の被措置児童等に対しては行わない。

不適切な記述です。

施設内で生じた虐待に関する適切な情報提供は、他の被措置児童等に対しても行うべきであると考えられます。

 

選択肢4. 自立支援計画の策定や見直しの際には、子どもの意見や意向等を確認し、確実に反映する。

正しいです。

自立支援計画の策定や見直しの際に子どもの意見や意向を確認し、確実に反映することは、子どもの権利を尊重し、効果的な支援を提供するための重要な方針です。

選択肢5. 経験の浅い職員等に対し、施設内外からスーパービジョンを受けられるようにする。

正しいです。

スーパービジョンとは、経験豊富な指導者(スーパーバイザー)が、経験の浅い職員(スーパーバイジー)に対して行う専門的な教育・指導のことです。

これは適切な施設運営のための重要な方針といえます。

参考になった数51