保育士 過去問
令和6年(2024年)前期
問39 (社会的養護 問9)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 令和6年(2024年)前期 問39(社会的養護 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
児童養護施設のグループホームに勤務する新任のU保育士は、主任のH児童指導員から、「K君(13歳、男児)は職員の気を引いて自分を見てほしいときにわざと嘘をつくことがあるから、あまり取り合わないように」と助言を受けた。確かにK君の話には事実でないことが後からわかったこともあったが、U保育士はK君なりの事情があったのだろうと考えていた。H児童指導員は、K君の話に矛盾があると厳しく問いただしたり、無視することがあった。K君はH児童指導員に叱られるとU保育士に助けを求めてくるので、U保育士は対応に困ってしまった。

【設問】
次のうち、U保育士の対応として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A  職員によって対応が異なるのは周囲の子どもたちにとっても良くないので、U保育士もK君が嘘をついている時には厳しく問いただし、叱責した。
B  グループホームのホーム会議に心理療法担当職員にも出席してもらい、K君の言動や成育歴について取り上げ、自立支援計画の見直しを提案した。
C  K君に対して、「H児童指導員はK君のためを思って言ってくれているのだから、自分の行動を振り返りなさい」とH児童指導員の意図を説明し、反省を促した。
D  K君と個別に関わる時間を増やし、「K君の話をちゃんと聞いているから、話したいことがあったらいつでも言ってきてね」と繰り返し伝えた。
  • A,B
  • A,D
  • B,C
  • B,D
  • C,D

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

 

A ✖️

厳しく問いただし、叱責することは、K君の行動の根本的な原因に対処せず、信頼関係を損なう可能性があるため適切ではありません

 

B ○

グループホームのホーム会議に心理療法担当職員にも出席してもらい、K君の言動や成育歴について取り上げ、自立支援計画の見直しを提案することは適切です

K君の行動の背景を理解し、適切な支援方法を検討できます。


C ✖️

H児童指導員の意図を説明し反省を促すことは、K君の気持ちを考慮せず、問題の本質に迫れない可能性があるため、適切ではありません


D ○

K君と個別に関わる時間を増やし、「K君の話をちゃんと聞いているから、話したいことがあったらいつでも言ってきてね」と繰り返し伝えることは適切です

K君との信頼関係を築こうとしています


したがって、正しい組み合わせは、

B・D です。

選択肢4. B,D

この選択肢が正解です。

参考になった数30