保育士 過去問
令和6年(2024年)前期
問40 (社会的養護 問10)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)前期 問40(社会的養護 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「児童養護施設運営指針」(平成24年3月 厚生労働省)に示された「養育のあり方の基本」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

子どもの養育を担う専門性は、養育の場で( A )過程を通して培われ続けなければならない。経験によって得られた知識と技能は、現実の養育の場面と過程のなかで絶えず見直しを迫られることになるからである。養育には、子どもの生活を( B )にとらえ、日常生活に根ざした( C )な養育のいとなみの質を追求する姿勢が求められる。
  • A:相互的な  B:部分的   C:平凡
  • A:相互的な  B:部分的   C:特別
  • A:相互的な  B:トータル  C:特別
  • A:生きた   B:トータル  C:特別
  • A:生きた   B:トータル  C:平凡

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この過去問の解説 (3件)

01

子どもの養育を担う専門性は、養育の場で(A: 生きた)過程を通して培われ続けなければならない。経験によって得られた知識と技能は、現実の養育の場面と過程のなかで絶えず見直しを迫られることになるからである。養育には、子どもの生活を(B: トータル)にとらえ、日常生活に根ざした(C: 平凡)な養育のいとなみの質を追求する姿勢が求められる。

 

この文章は、児童養護施設における養育の専門性と姿勢について重要な点を指摘しています。

 

養育者は常に経験から学び、子どもの生活全体を包括的に理解し、日々の平凡な営みの中で質の高い養育を提供することが求められています。



 

選択肢5. A:生きた   B:トータル  C:平凡

この選択肢が正解です。

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02

社会的養護のもとで生活する子どもたちの課題を理解することが大切です。

選択肢5. A:生きた   B:トータル  C:平凡

「児童養護施設運営指針」5.養育のあり方の基本(3)養育を担う人の原則には、

子どもの養育を担う専門性は養育の場で( 生きた )過程を通して培われ続けなければならない。経験によって得られた知識と技能は、現実の養育の場面と過程のなかで絶えず見直しを迫られることになるからである。養育には、子どもの生活を

( トータル )にとらえ、日常生活に根ざした( 平凡 )な養育のいとなみの質を追求する姿勢が求められる。と示されています。

 

以上のことからこの選択肢は正答です。

まとめ

「児童養護施設運営指針」からの出題は多く見られます。しっかりと読んで学んでおきましょう。

参考になった数8

03

「児童養護施設運営指針」(平成24年3月 厚生労働省)における「養育のあり方の基本」に関する問題です。この指針では、子どもの養育を担う専門性がどのように培われ、養育の質がどのように追求されるべきかを理解しましょう。

選択肢1. A:相互的な  B:部分的   C:平凡

A:相互的な  B:部分的   C:平凡

A:「相互的な過程」という表現は、養育が一方向的ではなく、子どもと養育者の相互作用によって成り立つことを示唆しています。しかし、指針では「生きた過程」と表現されており、「相互的な」は適切ではありません。

B:「部分的にとらえる」というのは、子どもの生活の一部だけを見て支援することを意味します。指針では「トータルにとらえる」とされており、生活全体を包括的に理解することが求められています。

C:「平凡な養育のいとなみの質を追求する」という表現は、日常生活の中での質の高い養育を重視する指針の趣旨に合致しています。したがって、この部分は適切です。

選択肢2. A:相互的な  B:部分的   C:特別

A:相互的な  B:部分的   C:特別

A:前述の通り、「相互的な」は指針の表現と一致しません。

B:「部分的にとらえる」という点は、前述の通り不適切です。

C:「特別な養育のいとなみの質を追求する」という表現は、日常生活の中での質の高い養育を重視する指針の趣旨に合致しています。したがって、この部分は適切です。

選択肢3. A:相互的な  B:トータル  C:特別

A:相互的な  B:トータル  C:特別

A:「相互的な」は指針の表現と一致しません。

B:「トータルにとらえる」という点は、指針の趣旨に合致しています。

C:「特別な養育のいとなみの質を追求する」という表現は、指針の趣旨に合致しています。

選択肢4. A:生きた   B:トータル  C:特別

A:生きた   B:トータル  C:特別

A:「生きた過程」という表現は、指針の表現と一致しています。

B:「トータルにとらえる」という点は、指針の趣旨に合致しています。

C:「特別な養育のいとなみの質を追求する」という表現は、指針の趣旨に合致しています。

選択肢5. A:生きた   B:トータル  C:平凡

【正解】

A:生きた   B:トータル  C:平凡

A:「生きた過程」という表現は、指針の表現と一致しています。

B:「トータルにとらえる」という点は、指針の趣旨に合致しています。

C:「平凡な養育のいとなみの質を追求する」という表現は、指針の趣旨に合致しています。

まとめ

「児童養護施設運営指針」では、養育の専門性は「生きた過程」を通じて培われ、子どもの生活を「トータルにとらえ」、日常生活に根ざした「平凡な養育のいとなみの質」を追求する姿勢が求められています。これらの子ども一人ひとりの個別の状況に応じた支援を行うための基本的な考え方を理解することがポイントです。

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