保育士の過去問
令和6年(2024年)前期
子ども家庭福祉 問19
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問題
保育士試験 令和6年(2024年)前期 子ども家庭福祉 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、養育支援訪問事業の事業内容として、誤ったものを一つ選びなさい。
- 若年の養育者に対する育児相談・支援
- 児童養護施設等の退所後、アフターケアを必要とする児童の家庭等に対する養育相談・支援
- 出産後間もない時期の養育者の育児不安の解消や養育技術に関する相談・支援
- 産褥期の母子に対する育児支援や簡単な家事等の援助
- 障害児に対する療育・栄養指導
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題にある養育支援訪問事業とは、専門のスタッフが家庭を訪問し、親や子どもに対して必要な支援や情報を提供する、市町村が実施している取り組みです。
育児中のストレスや産後のうつなどに悩む家庭や、孤立感や不安を抱える家庭など、さまざまな理由で支援が必要な家庭があります。
そうした家庭に対して、子育て経験者などが訪問して、育児や家事の手助けをしたり、保健師などが具体的な育児に関するアドバイスや指導を行ったりすることで、家庭ごとの育児上の問題を解決したり軽減する取り組みが行われています。
事業内容は、以下の5つです。
① 産後のお母さんや赤ちゃんに対して、育児のサポートや家事の手伝いを行います。
② 未熟児や双子など特別なケアが必要な赤ちゃんに対して、育児支援や栄養指導を行います。
③ 育児者の身体的・精神的な不調に対して相談や指導を行います。
④ 若い世代の育児者に対して、育児に関する相談や指導を行います。
⑤子どもたちが児童養護施設を出た後、サポートが必要な家庭に対して、育児に関する相談や支援を行います。
「若者の養育者に対する育児相談・支援」は、事業内容の④に該当するので、誤りではありません。
「児童養護施設等の退所後、アフターケアを必要とする児童の家庭等に対する養育相談・支援 」は、事業内容の⑤に該当するので、誤りではありません。
「出産後間もない時期の養育者の育児不安の解消や養育技術に関する相談・支援 」は、事業内容の③に該当するので、誤りではありません。
「産褥期の母子に対する育児支援や簡単な家事等の援助 」は、①に該当するので誤りではありません。
ちなみに、産褥期とは、母体が妊娠前の状態に回復するまでの期間のことです。
事業内容における、特別なケアが必要な赤ちゃんは、障害児ではなく、未熟児や双子のことです。
よって「障害児に対する療育・栄養指導」は、事業内容のどれにも該当しません。
保育士として関わる家庭の中には、療育支援訪問事業を必要としているところもあります。
必要としている家庭に、適切なサービスが提供されるためにも、保護者との信頼関係を築き、家庭での状況把握に努めましょう。
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