保育士の過去問
令和6年(2024年)前期
社会福祉 問4
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問題
保育士試験 令和6年(2024年)前期 社会福祉 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、地域福祉を推進しようとする専門職や団体などが、生活問題を抱えた住民に直面した場合の対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 町内会や自治会は、地域の支え合いの仕組みをつくって対応した。
B 民生委員は、援助を必要とする住民に対して福祉サービス等の利用について情報提供や援助などの対応を行った。
C ボランティア・コーディネーターは、生活問題の解決につながる活動を行っているボランティアを紹介するという対応を行った。
D 社会福祉専門職は、社会福祉に関する制度改善を求める住民の行動を支えた。
A 町内会や自治会は、地域の支え合いの仕組みをつくって対応した。
B 民生委員は、援助を必要とする住民に対して福祉サービス等の利用について情報提供や援助などの対応を行った。
C ボランティア・コーディネーターは、生活問題の解決につながる活動を行っているボランティアを紹介するという対応を行った。
D 社会福祉専門職は、社会福祉に関する制度改善を求める住民の行動を支えた。
- A:○ B:○ C:○ D:○
- A:○ B:× C:○ D:○
- A:× B:○ C:× D:○
- A:× B:○ C:× D:×
- A:× B:× C:× D:○
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この過去問の解説 (1件)
01
社会福祉法第一章 総則の第一条には「この法律は、社会福祉を目的とする事業の全分野における共通的基本事項を定め、社会福祉を目的とする他の法律と相まって、福祉サービスの利用者の利益の保護及び地域における社会福祉(以下「地域福祉」という。)の推進を図るとともに、社会福祉事業の公明かつ適正な実施の確保及び社会福祉を目的とする事業の健全な発達を図り、もって社会福祉の増進に資することを目的とする。」とあります。
つまり、社会福祉法では、地域社会の住民や社会福祉に関わる人々が協力し合い、地域福祉を向上させるように定めています。
A→〇
社会福祉法にて、地域福祉の推進を図るように定められているため、Aは正しいです。
B→〇
Bに出てくる民生委員とは、一般の住民から選ばれ、地域の生活を支援するためのお手伝いをする人です。具体的には、自宅で一人暮らしをしている高齢者など、困っている方々を見守り、相談に乗ったり助言をしたりします。支援が必要な方には、専門的な支援ができる機関につなげることもあります。
よって、Bは民生委員の仕事内容と一致するため正しいです。
C→〇
Cに出てくるボランティア・コーディネーターとは、ボランティア活動に参加する人々に、その活動に取り組む上での心構えや注意事項などを伝えたり、どのような役割を果たしてもらうかを調整したりする人のことです。
災害が発生した際だけでなく、日常生活の中でもさまざまな困りごとが発生している場面で、問題解決に必要なことは何かを考え、計画的にボランティアを募集する役割も果たします。
よって、Cはボランティア・コーディネーターの仕事内容と一致するため正しいです。
D→〇
社会福祉専門職の1つであるコミュニティソーシャルワーカーは、医療や介護、障がい福祉といった枠組みにとらわれず、一人ひとりに合った支援を調整する専門家です。
国や自治体が定めた制度だけでは、日々の生活のサポートが不十分な場合があります。困ったことを解決するには、制度だけでなく他の支援を組み合わせて利用する必要がありますが、困っている人がそれを実行するのは難しいこともあります。
場合によっては、例えば小学校の通学区域など、比較的小さな地域の中で、必要な支援を新たに創り出すような、地域に密着したつながりづくりの手伝いも行います。
よって、Dはコミュニティソーシャルワーカーの仕事内容と一致するため、正しいです。
A:○ B:○ C:○ D:○ →〇
地域福祉は、仕事・ボランティア問わずさまざまな人のサポートで成り立っています。
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