保育士の過去問
令和6年(2024年)前期
社会福祉 問7
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問題
保育士試験 令和6年(2024年)前期 社会福祉 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、社会保険制度に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 国民年金の保険給付には、老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金等がある。
B 健康保険の保険給付には、療養の給付、訪問看護療養費、出産育児一時金等がある。
C 労働者災害補償保険の業務災害に関する保険給付には、療養補償給付、休業補償給付、障害補償 給付等がある。
D 介護保険の介護給付におけるサービスには、訪問介護、居宅療養管理指導、訪問入浴介護、訪問 リハビリテーション等がある。
A 国民年金の保険給付には、老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金等がある。
B 健康保険の保険給付には、療養の給付、訪問看護療養費、出産育児一時金等がある。
C 労働者災害補償保険の業務災害に関する保険給付には、療養補償給付、休業補償給付、障害補償 給付等がある。
D 介護保険の介護給付におけるサービスには、訪問介護、居宅療養管理指導、訪問入浴介護、訪問 リハビリテーション等がある。
- A:○ B:○ C:○ D:○
- A:○ B:× C:○ D:×
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:○ D:×
- A:× B:× C:× D:○
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この過去問の解説 (1件)
01
この問いに出てくる社会保障制度は、私たち国民が生活を安定させ、心から安心して暮らせるよう支援する重要なネットワークです。
この制度は、社会保険、社会福祉、公的扶助、保健医療・公衆衛生といった要素から構成されており、幅広い年齢層や地域に住む人々の生活を世代を超えてサポートします。
社会保障制度は多岐にわたり、国だけでなく、地方自治体も含めて様々な組織が連携し合いながら、それぞれの役割を果たしています。
A →〇
国民年金制度とは、高齢者や障害を持つ人々、さらには亡くなった方の家族の稼働収入が減少した場合に、その収入の補填を行い、彼らの生活を経済的にサポートするための制度です。
その種類は働き方によって「基礎年金」と「厚生年金」の2種類に分けられ、受け取れるパターンには「遺族年金」「障害年金」「老齢年金」があります。
よって、Aは正しいです。
B→〇
保険給付とは、健康保険に加入している方が業務外で疾病やケガを負った際、あるいは病気のために仕事を休む必要がある場合、または出産による休暇を必要とする場合などで、医療を受けたり支給を受けたりできる制度のことです。社会保険や国民健康保険などに加入している方々が、様々な状況下でこの給付を受けることができます。
その種類には「療育費」「家族療育費」「高額療育費・付加給付」「移送費」「家族移送費」「傷病手当費」「出産手当金」「出産育児一時金」「家族出産育児一時金」「埋葬料(費)」「家族埋葬料」「訪問介護療育費」があります。
よって、Bは正しいです。
C→〇
業務災害とは、労働者が業務を行う過程で負傷、疾病、障害、あるいは死亡することを指します。言い換えると、業務とその結果生じた不幸な事故や病気などとの間に因果関係が認められる出来事です。このような業務災害に対して、労働者が受けることができるのが労災保険の給付です。
労災保険給付の種類は、全部で9種類あります。
1.療育(補償)等給付 2.休業(補償)等給付 3.傷病(補償)等給付
4.障害(補償)等給付 5.遺族(補償)等給付 6.葬祭料等(葬祭給付)等給付
7.介護(補償)等給付 8.二次健康診断等給付 9.社会復帰促進等給付
よって、Cは正しいです。
D→〇
介護保険は、一度支払った保険料に対して適用されるサービスがあらかじめ決められているため、実際に介護を受ける際に発生した費用を一定割合で支払うという仕組みではありません。
代わりに、介護の必要な状況に応じてあらかじめ用意された介護サービスの中から、必要なものを選択して利用することができます。介護サービスの中には大きく「介護給付」と「予防給付」があります。「介護給付」のサービスは以下の通りです。
特定施設入居者生活介護
福祉用具貸与
訪問サービス
訪問介護(ホームヘルプサービス)
訪問入浴介護
訪問看護
訪問リハビリテーション
居宅療養管理指導
通所サービス
通所介護(デイサービス)
通所リハビリテーション
短期入所サービス
短期入所生活介護(ショートステイ)
短期入所療養介護
施設サービス
介護老人福祉施設
介護老人保健施設
介護医療院
よって、Dは正しいです。
A:○ B:○ C:○ D:○→〇
このように、社会保険制度にはさまざまなトラブルやサービスを利用する際に、使用できます。
保育士でなくても、生きていく上で知っているとうまく活用できますので、知識として身につけておきましょう。
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