保育士 過去問
令和6年(2024年)前期
問92 (保育の心理学 問12)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)前期 問92(保育の心理学 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、トマス(Thomas, A.)らの気質に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  乳幼児から青年まで、幅広い年代の気質について横断的に研究したものである。
B  気質の分類によると、「扱いやすい子(easy child)」は全体の約20%だった。
C  気質の分類によると、「扱いにくい子(difficult child)」の養育者の養育態度は、他のタイプとは大きな違いはみられなかった。
D  気質の種類として9つの特徴カテゴリを抽出し、そのうち5つのカテゴリを評定によって組み合わせて3つの気質タイプに分類した。
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:○  D:○
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:○  D:×
  • A:×  B:×  C:×  D:○

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この過去問の解説 (2件)

01

トマスとチェス(Thomas & Chess)の気質研究は、保育士試験や教育関係の試験で頻出のテーマです。

気質を知ることで、子どもの成長に寄り添う手助けができるようになります。

 

A:乳幼児から青年まで、幅広い年代の気質について横断的に研究したものである。

不適切です。
トマスとチェス(Thomas & Chess)が行った気質の研究は乳幼児期から児童期までの子どもを対象にした縦断的研究です。
青年期までの幅広い年代を対象にした横断的研究ではありません。乳幼児の気質がその後の成長にどのように影響するかを追跡した研究です。

 

B:「扱いやすい子(easy child)」は全体の約20%だった。

不適切です。
トマスらの研究では、「扱いやすい子」は約40%を占めています。20%という割合はどの分類の結果にも当てはまりません。
 

C:「扱いにくい子(difficult child)」の養育者の養育態度は、他のタイプとは大きな違いはみられなかった。

不適切です。
「扱いにくい子」は、育てる際に困難を伴うことが多く、養育者の態度や関わり方が大きな影響を与えるとされています。養育者が過度に厳しくなったり、接し方に悩むことが多いため、他のタイプと同じような養育態度が見られるわけではありません。

 

D:気質の種類として9つの特徴カテゴリを抽出し、そのうち5つのカテゴリを評定によって組み合わせて3つの気質タイプに分類した。

適切です。
トマスとチェスは、気質を「活動レベル」「注意の持続」「適応性」など9つの特徴カテゴリに分けました。
そのうち「扱いやすい子」「扱いにくい子」「反応が遅い子(slow to warm up child)」の3つのタイプに分類しています。

選択肢5. A:×  B:×  C:×  D:○

正しいです。

まとめ

割合と特徴をセットで覚えると、混乱せずに正確に解答できます。

また、自分の周りの子どもに当てはめて考えると、より理解が深まります。

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02

トマスとチェスの行った気質に関する研究を復習しておきましょう。

 

A不適切です。

「幅広い年代」という言葉は、縦断的という言葉を使うのが適切です。

「横断的」という言葉の場合、例えば4歳であれば4歳を徹底的に研究するというような意味になります。

 

B不適切です。

トマスとチェスの研究では、「扱いやすい子」は全体の40%でした。

 

C不適切です。

トマスとチェスの研究では、扱いにくい子の養育者の養育態度に他のタイプとの違いが見られました。

 

D適切です。

気質を活動水準、周期性、順応性などの9つを取り出し、扱いやすい子、扱いにくい子、反応が遅い子の3タイプに分けました。

選択肢5. A:×  B:×  C:×  D:○

正しい組み合わせです。

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