保育士 過去問
令和6年(2024年)前期
問93 (保育の心理学 問13)
問題文
次のうち、産後うつ病に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 産後うつ病などのメンタルヘルス上の問題を抱えると、母子相互作用が適切に行われないことで、子どもの発達に影響が及ぶことがある。
B 産後うつ病は、出産後の女性の自殺の原因や乳児虐待にはつながらない。
C 産後うつ病は、出産後急激なホルモンの変化によって発症するものであり、1~2週間程度で自然に消失するものである。
D 産後うつ病のスクリーニングに用いられるEPDS(エジンバラ産後うつ病質問票)は、10項目で構成される自己記入式質問紙である。
A 産後うつ病などのメンタルヘルス上の問題を抱えると、母子相互作用が適切に行われないことで、子どもの発達に影響が及ぶことがある。
B 産後うつ病は、出産後の女性の自殺の原因や乳児虐待にはつながらない。
C 産後うつ病は、出産後急激なホルモンの変化によって発症するものであり、1~2週間程度で自然に消失するものである。
D 産後うつ病のスクリーニングに用いられるEPDS(エジンバラ産後うつ病質問票)は、10項目で構成される自己記入式質問紙である。
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問題
保育士試験 令和6年(2024年)前期 問93(保育の心理学 問13) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、産後うつ病に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 産後うつ病などのメンタルヘルス上の問題を抱えると、母子相互作用が適切に行われないことで、子どもの発達に影響が及ぶことがある。
B 産後うつ病は、出産後の女性の自殺の原因や乳児虐待にはつながらない。
C 産後うつ病は、出産後急激なホルモンの変化によって発症するものであり、1~2週間程度で自然に消失するものである。
D 産後うつ病のスクリーニングに用いられるEPDS(エジンバラ産後うつ病質問票)は、10項目で構成される自己記入式質問紙である。
A 産後うつ病などのメンタルヘルス上の問題を抱えると、母子相互作用が適切に行われないことで、子どもの発達に影響が及ぶことがある。
B 産後うつ病は、出産後の女性の自殺の原因や乳児虐待にはつながらない。
C 産後うつ病は、出産後急激なホルモンの変化によって発症するものであり、1~2週間程度で自然に消失するものである。
D 産後うつ病のスクリーニングに用いられるEPDS(エジンバラ産後うつ病質問票)は、10項目で構成される自己記入式質問紙である。
- A:○ B:○ C:○ D:×
- A:○ B:× C:○ D:○
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:× D:×
- A:× B:× C:○ D:○
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この過去問の解説 (2件)
01
母親のメンタルヘルスに関する知識が問われることが多いため、産後うつ病とマタニティブルーズの違いやスクリーニング方法をしっかり理解しておくことが大切です。
A:産後うつ病などのメンタルヘルス上の問題を抱えると、母子相互作用が適切に行われないことで、子どもの発達に影響が及ぶことがある。
適切です。
産後うつ病の母親は、子どもへの関心や対応が減少することがあり、それが子どもの情緒的な発達や愛着形成に影響を及ぼす可能性があります。
母親の気分が不安定になることで、赤ちゃんとの関わりが十分に取れなくなることが問題とされています。
B:産後うつ病は、出産後の女性の自殺の原因や乳児虐待にはつながらない。
不適切です。
産後うつ病は女性の自殺リスクを高めることが知られています。
また、母親が強いストレス状態にあると、乳児虐待につながる可能性もあります。
C:産後うつ病は、出産後急激なホルモンの変化によって発症するものであり、1~2週間程度で自然に消失するものである。
不適切です。
産後1~2週間で自然に消失するのは「マタニティブルーズ」と呼ばれる状態です。
産後うつ病は、それよりも長く続き、数週間から数か月に及ぶことがあります。
マタニティブルーズと産後うつ病は似ていますが、持続期間や重症度に違いがあることを理解することが大切です。
D:産後うつ病のスクリーニングに用いられるEPDS(エジンバラ産後うつ病質問票)は、10項目で構成される自己記入式質問紙である。
適切です。
EPDS(Edinburgh Postnatal Depression Scale)は、産後うつ病のスクリーニングに広く使用されている質問票です。
10項目から構成されており、母親が自分で記入する形式です。
正しいです。
産後うつ病に関する知識は、母親や子どもを支える保育士や福祉職にとって欠かせない知識です。自殺や虐待といった重篤な結果を防ぐためにも、早期発見と支援の重要性を意識しながら学習しましょう。
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02
産後うつ病はだれもが発症する可能性のある病気です。
A適切です。
母親が産後うつ病になると、子どもと接することが困難になったり、体調が悪くなったりします。
そのため、子どもの発達に影響がでることもあります。
B不適切です。
産後うつ病で気分が沈むことによって自殺に至ったり、子どもに暴力をふるったりすることにもつながりかねません。
C不適切です。
1-2週間程度で自然に治癒するものではありません。本人の体調を気遣うなどのサポートが必要です。
D適切です。
EPDSには以下の項目があります。
1)笑うことができたし、物事のおかしい面もわかった。
2)物事を楽しみにして待った。
3)物事が悪くいった時、自分を不必要に責めた。
4)はっきりした理由もないのに不安になったり、心配した。
5)はっきりした理由もないのに恐怖に襲われた。
6)することがたくさんあって大変だった。
7)不幸せなので、眠りにくかった。
8)悲しくなったり、惨めになった。
9)不幸せなので、泣けてきた。
10)自分自身を傷つけるという考えが浮かんできた。
(出典 MCMC子と母のメンタルヘルスケア)
正しい組み合わせです。
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