保育士 過去問
令和6年(2024年)前期
問96 (保育の心理学 問16)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)前期 問96(保育の心理学 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、家族心理学と家族システム理論に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  家族心理学では、家族を一つのまとまりをもつシステムとして捉える。
B  家族システム理論では、家族をサポートする人的資源をサブシステムと捉える。
C  家族療法では、子どもの問題行動を単に個人の問題だけで捉えるのではなく、家族の関係性をアセスメントし、家族が抱えている問題の解決に介入する。
D  家族療法では、不適応行動や症状をみせている個人をIP(Identified Patient)と呼ぶ。
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:○  D:○
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:×  D:×
  • A:×  B:×  C:×  D:○

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この過去問の解説 (2件)

01

家族療法や家族システム理論は、子ども一人を責めるのではなく、家族全体の関係性を見直す視点が重要です。

 

A:家族心理学では、家族を一つのまとまりをもつシステムとして捉える。

適切です。
家族心理学では、家族を単なる個人の集まりではなく、互いに影響し合うシステムとして捉えます。家族全体が一つのユニットであり、一人の変化が他のメンバーに影響を及ぼすという考え方です。

 

B:家族システム理論では、家族をサポートする人的資源をサブシステムと捉える。

不適切です。
家族システム理論では、サブシステムは家族内の構成要素を指します。たとえば、「夫婦」「親子」「きょうだい」などがサブシステムにあたります。
人的資源(学校や友人など)は、外部システムとして捉えられます。

 

C:家族療法では、子どもの問題行動を単に個人の問題だけで捉えるのではなく、家族の関係性をアセスメントし、家族が抱えている問題の解決に介入する。

適切です。
家族療法では、子どもの問題行動は家族全体の関係性や力動に影響されていると考えます。そのため、子ども一人を対象にするのではなく、家族全体の関係性に目を向け、問題の背景を探ります。

 

D:家族療法では、不適応行動や症状をみせている個人をIP(Identified Patient)と呼ぶ。

適切です。
IP(Identified Patient)は、家族の問題が表面化した結果として、不適応行動や症状を示す個人を指します。家族内のストレスや葛藤が、一人のメンバーに集中して表れることがあります。

選択肢2. A:○  B:×  C:○  D:○

正しいです。

まとめ

家族の関係図を描き、サブシステムを分ける練習をすると理解しやすくなります。

家族療法に関する事例を読んで、問題の背景を探る視点を養うことが有効です。

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02

A適切です。

家族心理学は、家族を個人の集まりとはとらえません。

 

B不適切です。

家族システム理論とは、臨床心理学用語辞典によると、

「家族を1つのまとまりをもつ生命系としてとらえる理論です。

 システムとは、いくつかの意味のある関係で結びついたサブシステムから構成されるものをさします。
 家族システムとは、夫婦、父子、母子、同胞がそれぞれ特異なサブシステムにより構成されます。

 その諸部分は、それぞれが独立して機能することもあれば、全体が連動することもあります。」というように記載されています。

上記の説明から、サブシステムが指し示すものはきょうだいや親子などであることが分かります。

 

C適切です。

家族の問題として捉え、親なども含めた援助を行います。

 

D適切です。

臨床心理学用語辞典によると、「IPとは「患者と見なされる人」という意味」を指すようです。

 

 

 

選択肢2. A:○  B:×  C:○  D:○

正しい組み合わせです。

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