保育士 過去問
令和6年(2024年)前期
問126 (子どもの食と栄養 問6)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 令和6年(2024年)前期 問126(子どもの食と栄養 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、母乳に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  分娩後、最初に分泌される母乳を初乳といい、その後、移行乳を経て成乳となる。
B  初乳は成乳に比べ、たんぱく質、ミネラルが少なく、乳糖は多い。
C  母乳分泌時にはプロラクチンが分泌され、排卵が促進される。
D  母乳栄養児は人工栄養児に比べ、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率が低いとされている。
  • A:○  B:○  C:○  D:×
  • A:○  B:○  C:×  D:○
  • A:○  B:×  C:×  D:○
  • A:×  B:○  C:○  D:×
  • A:×  B:×  C:○  D:○

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

母乳に関する問題です。

乳児は、生後6か月くらいまで乳だけで栄養をとります。

 

■初乳とは

分娩後、約1週間までの間に分泌される乳のことです。

 

■成熟乳

分娩後10日目くらいに、初乳から移行乳を経て出る乳のことです。

 

A 正しいです。

「分娩後、最初に分泌される母乳を初乳といい、その後、移行乳を経て成乳となる。」


B 誤りです。

「初乳は成乳に比べ、たんぱく質、ミネラルが少なく、乳糖は多い。」

初乳は成乳に比べ、たんぱく質、ミネラルを多く含んでいて、乳糖は少ないです。


C 誤りです。

「母乳分泌時にはプロラクチンが分泌され、排卵が促進される。」

プロラクチンは出産後に大量に分泌され、乳汁分泌を促すホルモンです。 

プロラクチンには排卵を抑制する作用があるため、排卵がおこりにくくなります。

(産後、排卵がおこらないと生理もきません)


D 正しいです。

「母乳栄養児は人工栄養児に比べ、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率が低いとされている。」

選択肢3. A:○  B:×  C:×  D:○

正解です。

参考になった数49

02

A:○ 初乳は分娩後最初に分泌され、その後、移行乳を経て成乳となります。初乳には免疫成分が多く含まれています。

B:× 初乳は成乳に比べ、たんぱく質とミネラルが多く、乳糖は少ないです。

C:× 母乳分泌時に分泌されるプロラクチンは、排卵を抑制する効果があります。

D:○ 母乳栄養児は人工栄養児に比べ、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率が低いとされています。

まとめ

母乳は、赤ちゃんにとって最も自然で完全な栄養源です。母乳栄養の重要性を理解し、母親が安心して授乳できる環境を提供することが大切です。保護者とも情報を共有し、赤ちゃんの健康と発育を支えましょう。

参考になった数30