保育士 過去問
令和6年(2024年)前期
問153 (保育実習理論 問13)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 令和6年(2024年)前期 問153(保育実習理論 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
P保育所の施設長は、今年度の研修について検討している。現在、P保育所には、食育に関心があると日頃から話しているK保育士、保護者対応に困難を感じているL保育士、ダウン症の子どもを担当しているM保育士などが在籍している。

【設問】
次のうち、研修の取り組みとして、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  昨年度、食育の園外研修に参加したK保育士を食育の推進リーダーに任命し、園内研修で他の保育士に対して情報提供を行う機会を設ける。
B  保護者対応について園内研修としてカンファレンスを行うことにしたが、L保育士には守秘義務があるため自身が抱える事例に関しては触れないように伝える。
C  自治体が主催する知的障害・発達障害に関する今年度の研修会への参加募集の案内が届いたため、M保育士にのみ、その情報を伝える。
  • A:○  B:○  C:○
  • A:○  B:○  C:×
  • A:○  B:×  C:×
  • A:×  B:○  C:○
  • A:×  B:×  C:○

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

保育所の研修の適切な取り組みを理解する問題です。

 

A:○ 昨年度の食育研修に参加したK保育士をリーダーに任命し、園内で情報共有の機会を設けるのは適切です。研修の内容を共有することで、他の保育士も学びを深めることができます。

B:× 保護者対応のカンファレンスでL保育士が自分の事例について触れないようにするのは適切ではありません。守秘義務を守りつつ、一般的な対応策について話し合うことが重要です。

C:× 自治体の研修会の情報をM保育士のみに伝えるのは適切ではありません。他の保育士にも共有することで、参加の機会を広げることが望ましいです。

選択肢3. A:○  B:×  C:×

正答です。

まとめ

積極的に情報を収集していく事で自身の技術向上につながります。最新の保育情報や、園内の情報共有の活性化を図る事で、園全体の保育の質を向上させることができます。

参考になった数24

02

保育士の資質向上のための研修に関する設問です。

研修には、保育所内研修と外部研修があります。

 

■園内研修

一緒に働いている保育士同士で、情報共有・意見交換などを行います。

 

■園外研修

個々の保育スキルを向上させるための、外部研修です。

 

A 「昨年度、食育の園外研修に参加したK保育士を食育の推進リーダーに任命し、園内研修で他の保育士に対して情報提供を行う機会を設ける。」

→正しいです。


B 「保護者対応について園内研修としてカンファレンスを行うことにしたが、L保育士には守秘義務があるため自身が抱える事例に関しては触れないように伝える。」

→誤りです。

外部研修ではなく園内研修のため、情報共有の意味でも必要な内容であれば、伝えることができます。

 

児童福祉法 (秘密保持義務) 第 18 条の 22 には以下記載があります。

『保育士は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない。保育士でなくなった後においても、同様とする。』


C 「自治体が主催する知的障害・発達障害に関する今年度の研修会への参加募集の案内が届いたため、M保育士にのみ、その情報を伝える。」

→誤りです。

外部研修の情報はM保育士のみではなく、保育士全員に告知し研修の機会を与える必要があります。

 

選択肢3. A:○  B:×  C:×

正解です。

参考になった数13