保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問10 (保育原理 問10)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問10(保育原理 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、日本の保育の歴史に関する記述として、適切なものを2つ選びなさい。
  • 1926(大正15)年に幼稚園に関する最初の勅令として「幼稚園令」が公布された。そこでは、幼稚園の目的を「家庭教育を補う」とし、特別な事情がない場合は5歳から尋常小学校就学前の子どもが入園できるとされた。
  • 1948(昭和23)年に文部省は「保育要領」を発行した。これは幼稚園における教師に向けて書かれており、保育所などでの保育は想定されていなかった。
  • 1965(昭和40)年に初めて「保育所保育指針」が策定され、保育所保育の理念や保育内容・方法等が体系的に示された。
  • 1990(平成2)年に改訂された「保育所保育指針」では、保育内容について従来の6領域から5領域に整理された。
  • 1999(平成11)年に再度改訂された「保育所保育指針」では、体罰の禁止や乳幼児のプライバシーの確保など、子どもの人権を尊重するための具体的な事項が新たに明記された。

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この過去問の解説 (2件)

01

日本の保育の歴史に関する問題です。

選択肢1. 1926(大正15)年に幼稚園に関する最初の勅令として「幼稚園令」が公布された。そこでは、幼稚園の目的を「家庭教育を補う」とし、特別な事情がない場合は5歳から尋常小学校就学前の子どもが入園できるとされた。

×

 

「幼稚園令」では、幼稚園の目的は、幼児を保育して心身の健全な発達を促し、善良な性格を養うこと家庭教育を補うこととされており、入園できるのは、3歳から尋常小学校就学の始期に達するまでの幼児とされています。

選択肢2. 1948(昭和23)年に文部省は「保育要領」を発行した。これは幼稚園における教師に向けて書かれており、保育所などでの保育は想定されていなかった。

×

 

1948(昭和23)年に発行された「保育要領」は、保育所や家庭教育も含めた内容です。

選択肢3. 1965(昭和40)年に初めて「保育所保育指針」が策定され、保育所保育の理念や保育内容・方法等が体系的に示された。

 

記述の通りです。

選択肢4. 1990(平成2)年に改訂された「保育所保育指針」では、保育内容について従来の6領域から5領域に整理された。

 

記述の通りです。

選択肢5. 1999(平成11)年に再度改訂された「保育所保育指針」では、体罰の禁止や乳幼児のプライバシーの確保など、子どもの人権を尊重するための具体的な事項が新たに明記された。

×

 

1999(平成11)年に再度改訂された「保育所保育指針」では、保育所を幼児教育施設として積極的に位置づけ、子育て支援の重要性の記載、職員のキャリアパスと研修の実施などが明記されています。

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02

日本の保育の歴史の問題です。歴史を知ることで、子どもを取り巻く環境の変化から、現在の保育がどう変化してきたかを学びましょう。

選択肢1. 1926(大正15)年に幼稚園に関する最初の勅令として「幼稚園令」が公布された。そこでは、幼稚園の目的を「家庭教育を補う」とし、特別な事情がない場合は5歳から尋常小学校就学前の子どもが入園できるとされた。

1926(大正15)年に幼稚園に関する最初の勅令として「幼稚園令」が公布された。そこでは、幼稚園の目的を「幼児を保育して心身の健全な発達を促し、善良な性格を養うこと、家庭教育を補うこと」とし、3歳から尋常小学校就学の始期に達するまでの幼児が入園できるとされた。

選択肢2. 1948(昭和23)年に文部省は「保育要領」を発行した。これは幼稚園における教師に向けて書かれており、保育所などでの保育は想定されていなかった。

1948(昭和23)年に文部省は「保育要領」を発行した。これは幼稚園おいての保育内容を示したものですが、保育所や託児所、家庭の母親などにも向けられた内容です。

選択肢3. 1965(昭和40)年に初めて「保育所保育指針」が策定され、保育所保育の理念や保育内容・方法等が体系的に示された。

適切です。

選択肢4. 1990(平成2)年に改訂された「保育所保育指針」では、保育内容について従来の6領域から5領域に整理された。

適切です。

選択肢5. 1999(平成11)年に再度改訂された「保育所保育指針」では、体罰の禁止や乳幼児のプライバシーの確保など、子どもの人権を尊重するための具体的な事項が新たに明記された。

1999(平成11)年に再度改訂された「保育所保育指針」では、養護と教育の一体化、乳児保育の充実や障害のある子どもの受け入れの推進、地域社会との連携、また保育士の資質向上のための研修などの事項が新たに記されました。

まとめ

保育の歴史に触れることは、保育の在り方を学ぶ事にもつながります。

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