保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問51 (子ども家庭福祉 問11)
問題文
次のうち、「少年法」第16条により、家庭裁判所が調査及び観察のため必要な援助をさせることができる者として、不適切なものを1つ選びなさい。
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問題
保育士試験 令和6年(2024年)後期 問51(子ども家庭福祉 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、「少年法」第16条により、家庭裁判所が調査及び観察のため必要な援助をさせることができる者として、不適切なものを1つ選びなさい。
- 保護司
- 児童福祉司
- 保健師
- 保護観察官
- 警察官
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この過去問の解説 (1件)
01
少年法第16条では、家庭裁判所が、調査および観察のため、警察官、保護観察官、保護司、児童福祉司または児童委員に対して、必要な援助をさせることができるとしています。
以上のことから、保健師は不正解となります。
各選択肢についての解説は、以下の通りです。
保護司とは、犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間のボランティアです。主な活動については以下の通りです。
・保護観察官と協力して保護観察に当たる。
・犯罪予防活動を行う。
・釈放後の住居や就業先などの帰住環境の調整や相談を行う。
・犯罪予防活動を行う。
・地域の方々に立ち直り支援への理解と協力を求める。
以上のことから、正解と言えます。
児童福祉司とは、児童の福祉に関する相談業務を行う公務員です。児童相談所に所属し、児童や保護者、関係機関との間で連絡調整をしながら、必要な支援や指導を行います。仕事内容については、以下の通りです。
・児童や保護者などからの相談に応じる。
・必要な調査や社会診断を行う。
・医師や児童心理士などと協力して、支援、指導を行う。
・児童や保護者、関係者との面接を行う。
・必要に応じてこどもの一時保護や施設入所の調整を行う。
以上のことから、正解と言えます。
保健師とは、地域住民の健康を維持・増進するために、保健指導や健康診断、健康教育などを行う専門職です。仕事内容については、以下の通りです。
・健康相談や健康診断の実施
・乳幼児検診
・生活習慣病予防対策
・虐待の疑いがある家庭への訪問
・健康つくり教室の企画・運営
・難病や感染病の調査・啓蒙(無知の人を啓発して正しい知識に導くこと。)
以上のことから、不正解と言えます。
保護観察官とは、犯罪や非行のある人や少年が社会復帰できるよう、指導や援助を行う国家公務員です。仕事内容は、以下の通りです。
・犯罪や非行のある人や少年の指導や援助
・犯罪予防活動
・犯罪被害者等施策に関する事務
・強制施設被収容者の出所後の生活環境の調整
以上のことから、正解と言えます。
警察官とは、治安維持や法執行の業務を行う公務員で、人々の安全と暮らしを守ることを目的としています。仕事内容は、以下の通りです。
・犯罪事件、交通事故の捜査
・犯罪パトロール
・交通安全指導
・地域巡回連絡
・道案内
・落とし物、拾いもの処理
・ストーカー、付きまとい対応
・行方不明者、家で人探し
・困りごとなどの相談対応
以上のことから、正解と言えます。
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