保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問83 (保育の心理学 問3)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問83(保育の心理学 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、子どもの発達に関する記述である。A~Dについて提唱した人物を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  学習を成立させるためには、当該の知識や技能に対応する神経系の成熟を待たなければならない。
B  向社会的な道徳判断は、自己志向的な考え方から、他者の視点を考慮した共感的な考え方を経て、内面化された価値や規範に基づくものへと発達する。
C  ヒトは脳の巨大化と直立二足歩行という特徴から、未熟な状態で出産せざるを得なくなり、早産が通常化した。
D  子どもが独力で可能な問題解決の発達水準と、大人に指導されたり自分より有能な仲間と協同したりして可能となる問題解決の発達水準との間には隔たりがある。

【語群】
ア ゲゼル(Gesell,A.L.)  イ アドラー(Adler,A.)
ウ バンデューラ(Bandura,A.)  エ アイゼンバーグ(Eisenberg,N.)
オ ヴィゴツキー(Vygotsky,L.S.)  カ ポルトマン(Portmann,A.)
  • A:ア  B:ウ  C:オ  D:イ
  • A:ア  B:エ  C:カ  D:イ
  • A:ア  B:エ  C:カ  D:オ
  • A:イ  B:ウ  C:カ  D:オ
  • A:イ  B:エ  C:オ  D:ウ

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この過去問の解説 (3件)

01

A・・・ア ゲゼルの「学習レディネス(準備性)」についての説明です。

 

B・・・エ アイゼンバーグの「向社会性理論」についての説明です。

 

C・・・カ ポルトマンの「生理的早産」の説明です。

 

D・・・オ ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」についての説明です。

 

 

イ,アドラーは「個人心理学」を提唱した精神科医です。

 

ウ,バンデューラは「社会的学習理論」や「モデリング理論」を提唱した学者です。

選択肢3. A:ア  B:エ  C:カ  D:オ

適切です。

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02

A = ア ゲゼル(Gesell,A.L.)

ゲゼルは、成熟優位説を提唱した人物です。

 

B = エ アイゼンバーグ(Eisenberg,N.)

アイゼンバーグは、向社会的道徳判断の発達段階を体系化した心理学者です。


C = カ ポルトマン(Portmann,A.)

ポルトマンは、生理的早産を提唱した人物です。

 
D = オ ヴィゴツキー(Vygotsky,L.S.)

ヴィゴツキーは、社会文化的発達理論を提唱した人物です。

選択肢3. A:ア  B:エ  C:カ  D:オ

正答です。

参考になった数15

03

子どもの発達と提唱者の問題です。

選択肢3. A:ア  B:エ  C:カ  D:オ

A:ア この記述はゲゼルの「成熟優位説」です。

 

B:エ この記述は アイゼンバーグの「向社会的行動」です。

 

C:カ この記述はポルトマンの「生理的早産」です。

 

D:オ この記述はヴィゴツキーの「最近接発達領域」です。

 

イ:アドラーは精神科医-心理学者で、「アドラー心理学」として有名です。

ウ:バンデューラは心理学者で、「自己効力感」「社会的学習理論」を提唱しました。

 

以上のことからこの選択肢は正答です。

まとめ

子どもの発達については、多くの定義や提唱があります。人物と内容をよく理解しておきましょう。

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