保育士 過去問
令和6年(2024年)後期
問85 (保育の心理学 問5)

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問題

保育士試験 令和6年(2024年)後期 問85(保育の心理学 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、認知発達における情報処理に関する記述である。A~Dに関する用語を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  情報の処理に時間を要するが、処理に誤りの少ないタイプ。
B  物事を順番に記憶する際に、最初と最後に記憶したものの再生率が高い。
C  記憶を思い出す時には、覚えていた内容が変化することがある。
D  記憶すべき対象の情報を保持するために、それを繰り返し唱えたり、再生したりすること。

【語群】
ア  熟慮型
オ  記憶の保持
イ  場依存型
カ  記憶の変容
ウ  忘却曲線
キ  シフティング
エ  系列位置効果
ク  リハーサル
  • A:ア  B:ウ  C:オ  D:キ
  • A:ア  B:エ  C:カ  D:ク
  • A:イ  B:ウ  C:カ  D:ク
  • A:イ  B:エ  C:オ  D:ク
  • A:イ  B:エ  C:カ  D:キ

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この過去問の解説 (3件)

01

A・・・ア 熟慮型の説明です。

イ 場依存型は、コミュニケーション能力が高いタイプですが、文法テストなどは苦手とされています。

 

B・・・エ 系列位置効果の説明です。

ウ 忘却曲線とは、時間に伴い記憶の忘却が進行する様子を数値で表したものです。

 

C・・・カ 記憶の変容についての説明です。

オ 記憶の保持とは内容をそのまま覚えていることです。

 

D・・・ク リハーサルについての説明です。

キ シフティングとは、注意や思考を柔軟に切り替える能力のことです。

選択肢2. A:ア  B:エ  C:カ  D:ク

適切です。

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02

認知発達における情報処理に関する問題です。

 

A → ア 熟慮型

熟慮型はゆっくりですが正確に情報を処理する傾向にあります。

 

B → エ 系列位置効果

情報を記憶する際に、最初と最後の情報が記憶されやすく、中間の情報は記憶されにくい現象を指します。

 

C → カ 記憶の変容

記憶は思い出すたびに加工されたり、変容されたりすることがあります。

 

D → ク リハーサル

情報を保つために反復練習することを指します。

選択肢2. A:ア  B:エ  C:カ  D:ク

正答です。

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03

それぞれの語句を、保育実践に置きかえ考えることで、理解を深めてみましょう。

選択肢2. A:ア  B:エ  C:カ  D:ク

A:ア(熟慮型)...じっくり考え行動することです。

 

B:エ(系列位置効果)...最初はより長く、最後は短く記憶に残ることです。

 

C:カ(記憶の変容)...時間の流れとともに内容の変化が見られることです。

 

D:ク(リハーサル)...覚えるために何度も繰り返し唱えることです。

 

以上のことからこの選択肢は正答です。

まとめ

認知発達を理解しておくことが、子どもに寄り添った丁寧な保育につながります。

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