保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問11 (保育原理 問11)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)前期 問11(保育原理 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の事項と、【Ⅱ群】の記述を結びつけた場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  ヘッドスタート計画
B  レッジョ・エミリア・アプローチ
C  テ・ファリキ

【Ⅱ群】
ア  1998年、イギリスにおいて始まった経済的・社会的支援を必要とする地域への早期介入の補償保育・教育プログラム
イ  プロジェクトと呼ばれるテーマ発展型の保育方法を特徴とし、教師、親、行政関係者、教育学の専門家等が支え合って子どもの活動を援助するイタリア北部の保育・幼児教育の実践
ウ  1965年にアメリカで開始された、教育機会に恵まれない子どもを対象とした大がかりな就学準備教育
エ  1996年に作成された、保育の原理と目標の方向性を定めるニュージーランドにおける共通の保育プログラム
オ  教師は仲介者に徹し、子ども自身が、「日常生活の訓練」「感覚訓練」「読み書きと算数」等の教具を選択して用い、深く集中して活動が継続するようにハンガリーで考案された教育法
  • A:ア  B:イ  C:エ
  • A:ア  B:オ  C:イ
  • A:ウ  B:ア  C:イ
  • A:ウ  B:イ  C:エ
  • A:オ  B:イ  C:ア

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この過去問の解説 (1件)

01

幼児教育・保育の歴史についての基礎的な知識を問う問題です。

選択肢1. A:ア  B:イ  C:エ

誤り。

解説は正解選択肢に記載しています。

選択肢2. A:ア  B:オ  C:イ

誤り。

解説は正解選択肢に記載しています。

選択肢3. A:ウ  B:ア  C:イ

誤り。

解説は正解選択肢に記載しています。

選択肢4. A:ウ  B:イ  C:エ

A ヘッドスタート計画 … 

B レッジョ・エミリア・アプローチ … 

C テ・ファリキ … 

 

が正しい対応関係なので、この選択肢が正解となります。

 

【Ⅱ群】の説明が指す言葉はそれぞれ以下のとおりです。

 

 シュア・スタートについての説明です。

  ヘッドスタート計画とやや迷いやすいかもしれませんが、

  ヘッドスタート計画の方が先に始まっていることを覚えておきましょう。

 

イ レッジョ・エミリア・アプローチについての説明です。

  イタリア、プロジェクトといったキーワードで判断しましょう。

 

ウ ヘッドスタート計画についての説明です。

  アメリカにおける環境不遇児に向けた早期教育支援の計画であり、

  その特徴としては1960年代と世界的にみても早期から開始されていること、

  予算規模が膨大であること(宇宙開発に次ぐとも言われています)が挙げられます。

  有名な人形劇・セサミストリートなどは、この計画の一環で開始されたと言われています。

 

エ テ・ファリキについての説明です。

  ニュージーランドの新しい幼児教育として、近年注目されている保育プログラムです。

  テ・ファリキとは、ニュージーランド先住民マオリ族の言葉で「編んだ敷物」という意味で、誰でも乗ることのできる多様的な学びを表しています。

 

オ モンテッソーリ教育についての説明です。

  仲介者、教具、ハンガリーといったキーワードで判断しましょう。

選択肢5. A:オ  B:イ  C:ア

誤り。

解説は正解選択肢に記載しています。

まとめ

平成28年前期試験の保育原理問6とほぼ同一の問題です。

ダミーとなる選択肢まで一致していることは珍しく、保育士試験がこの項目を重要視していることがうかがわれます。

 

まずは過去問をさらいながら、基本的な国やキーワードをしっかりと押さえましょう。

そのうえで、紛らわしい用語については、年代などの縦軸関係を覚えておくことで、判断に迷いにくくなるでしょう。

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