保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問28 (教育原理 問8)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)前期 問28(教育原理 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

次の【Ⅰ群】の記述と、【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A  ユネスコ(UNESCO)の成人教育推進国際委員会において、「生涯にわたって統合された教育」を提唱した。
B  成人男女の教育の目的を人間的になることとして、あらゆる制度をその実現のために方向づけるよう、価値の転換に成功した社会を「学習社会」と定義した。

【Ⅱ群】
ア  ハッチンス(Hutchins, R.M.)
イ  デューイ(Dewey, J.)
ウ  ラングラン(Lengrand, P.)
エ  エレン・ケイ(Key, E.)
  • A:ア  B:ウ
  • A:イ  B:ウ
  • A:イ  B:エ
  • A:ウ  B:ア
  • A:ウ  B:エ

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この過去問の解説 (1件)

01

「生涯教育」の概念に関係する

教育学者についての知識を問う問題です。

正解となる組み合わせは以下のとおりです。

 

A  ウ ラングラン(Lengrand, P.)

B  ア ハッチンス(Hutchins, R.M.)

選択肢1. A:ア  B:ウ

誤った組み合わせです。

解説は正解選択肢に記載します。

選択肢2. A:イ  B:ウ

誤った組み合わせです。

解説は正解選択肢に記載します。

選択肢3. A:イ  B:エ

誤った組み合わせです。

解説は正解選択肢に記載します。

選択肢4. A:ウ  B:ア

正解です。

 

 

 ラングランについての記述です。
 従来、教育とは成人までに施されるもののみを指すという考え方が主流でしたが、
 1965年、ラングランがユネスコにおいて記述の「生涯教育」の概念を提唱したことにより、世界の教育の在り方そのものが見直されることとなりました。

 

 ハッチンスについての記述です。
 ハッチンスは1968年の著書「学習社会論」の中で、
 生涯教育を実現するための社会について、記述のように論じました。

選択肢5. A:ウ  B:エ

誤った組み合わせです。

解説は正解選択肢に記載します。

まとめ

1群の記述は、いずれも20世紀後半の大きな潮流である

「生涯教育」の概念にかかわるものです。

2名の主張を関連づけながら覚えておきましょう。

 

なお、

デューイはアメリカの教育学者で、

子どもの教育に関してプラグマティズムを唱えたことで知られます。

 

エレン・ケイはスウェーデンの教育学者で、

「児童の世紀」において児童中心主義を唱えた人物です。

 

活躍した時代はいずれも「生涯学習」が提唱されるよりずっと前です。

大きな流れとして理解しておきましょう。

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