保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問42 (子ども家庭福祉 問2)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)前期 問42(子ども家庭福祉 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

次のA~Eは、1945(昭和20)年以前に日本で制定された法律である。これらを制定された年の古い順に並べた場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  工場法
B  感化法
C  児童虐待防止法
D  母子保護法
E  救護法
  • A → B → C → E → D
  • A → C → D → B → E
  • B → A → E → C → D
  • C → A → B → D → E
  • E → B → A → C → D

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この過去問の解説 (1件)

01

各法律が制定された年は以下のとおりです。

 

 工場法 1911

 感化法 1900

 児童虐待防止法 1933

 母子保護法 1937

 救護法 1929

 

したがって、年の古い順に並べた場合、

 

 B→A→E→C→D

 

が正解となります。

選択肢1. A → B → C → E → D

誤りです。

解説は正解選択肢に記載しています。

選択肢2. A → C → D → B → E

誤りです。

解説は正解選択肢に記載しています。

選択肢3. B → A → E → C → D

正解選択肢です。

 

A~Eの法律名を見たとき、

Bの感化法(1900年)が最も古いということに気付ければ、

選択肢は自ずと絞られてきます。

 

(保育士試験に出てくる法律で感化法よりも古いものは

「恤救規則(1874年)」「大日本帝国憲法(1889年)」

くらいしかありません。)

 

他に手がかりとなる知識としては、

 

Cの(旧)児童虐待防止法は、昭和恐慌(1930年頃)直後に制定された

Dの母子保護法は、戦前に健民健兵政策の一環として制定された

Eの救護法は、制定直後の世界恐慌の影響で施行が遅れた

 

といった個別の知識があると、より並べ替えがしやすくなります。

選択肢4. C → A → B → D → E

誤りです。

解説は正解選択肢に記載しています。

選択肢5. E → B → A → C → D

誤りです。

解説は正解選択肢に記載しています。

まとめ

昭和の社会福祉の文脈を理解する際は、

・世界恐慌(1929年)~昭和恐慌(1930年)

・第二次世界大戦・太平洋戦争

などを転換期として捉えることは有用です。

 

各法律の制定経緯などを見ていく中で、

 

<恐慌の前・最中・後>

<戦争の前・最中・後>

 

という視点で整理しておくと、時系列が理解しやすくなるでしょう。

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