保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問96 (保育の心理学 問16)

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問題

保育士試験 令和7年(2025年)前期 問96(保育の心理学 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、反応性アタッチメント障害に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A  虐待や養育者の頻繁な変更など、不適切な養育経験によって生じる。
B  DSM−5では、神経発達症群/神経発達障害群に分類される。
C  見慣れない大人にも積極的に近づき、過度に馴れ馴れしく親しげな行動をとる。
D  5歳時点で診断可能である。
  • A:○  B:○  C:○  D:○
  • A:○  B:○  C:×  D:×
  • A:○  B:×  C:×  D:○
  • A:×  B:○  C:○  D:×
  • A:×  B:×  C:○  D:○

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この過去問の解説 (1件)

01

「反応性アタッチメント障害」とは、アタッチメント(愛着)における症状のことです。

育児・保育において、愛着はとても大切です。

 

愛着障害のうち、「反応性アタッチメント障害」は極端に人との距離が遠すぎるケース、「脱抑制型対人交流障害」は極端に人との距離が近すぎるケースを指します。
 

選択肢3. A:○  B:×  C:×  D:○

愛着障害は、不適切な養育経験によって生じます。

よってAは〇です。

 

愛着障害と発達障害(神経発達症)は異なります。

よってBは×です。

「DSM」とはアメリカで出版されている、精神病の症状をまとめた本です。

それの第5版です。

体の症状と同じように、精神病にも具体的な診断基準があります。

 

「過度に馴れ馴れしく親しげな行動をとる」のは愛着障害のうち、「脱抑制型対人交流障害」です。

よってCは×です。

 

5歳時点で診断可能であるとされています。

よってDは〇です。

まとめ

愛着障害は大きくわけて、極端に他人を怖がる場合と、極端に他人との距離が近い場合があります。

 

また、愛着障害の背景に、本人や養育者の発達障害(神経発達症)が隠れている場合もありますが、症状は異なります。

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