保育士 過去問
令和7年(2025年)前期
問97 (保育の心理学 問17)
問題文
次の文は、子どもの遊びに関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
パーテン(Parten, M.B.)は、子どもの遊びの形態とその発達過程について、「何もしていない」「( A )」「( B )」「平行遊び」「連合遊び」「( C )」の6つに分類した。そして、「( B )」は他者に関心が向いているので「( A )」より発達した形態であり、「連合遊び」は仲間とやりとりをして一緒に遊ぶが( D )されておらず、3~4歳頃にみられるとした。
その後の遊びの形態とその発達過程の研究において、「( A )」は5歳児でも活動内容によってはみられることから、未熟な形態というより、子どもの選択であるとの考えが示されている。従って、保育士は一人一人の子どもの遊びを理解して対応することが大切である。
【語群】
ア 一人遊び イ 仲間遊び ウ 運動遊び
エ 組織化 オ 象徴遊び カ 精緻化
キ 協同遊び ク 傍観者的行動
パーテン(Parten, M.B.)は、子どもの遊びの形態とその発達過程について、「何もしていない」「( A )」「( B )」「平行遊び」「連合遊び」「( C )」の6つに分類した。そして、「( B )」は他者に関心が向いているので「( A )」より発達した形態であり、「連合遊び」は仲間とやりとりをして一緒に遊ぶが( D )されておらず、3~4歳頃にみられるとした。
その後の遊びの形態とその発達過程の研究において、「( A )」は5歳児でも活動内容によってはみられることから、未熟な形態というより、子どもの選択であるとの考えが示されている。従って、保育士は一人一人の子どもの遊びを理解して対応することが大切である。
【語群】
ア 一人遊び イ 仲間遊び ウ 運動遊び
エ 組織化 オ 象徴遊び カ 精緻化
キ 協同遊び ク 傍観者的行動
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問題
保育士試験 令和7年(2025年)前期 問97(保育の心理学 問17) (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、子どもの遊びに関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
パーテン(Parten, M.B.)は、子どもの遊びの形態とその発達過程について、「何もしていない」「( A )」「( B )」「平行遊び」「連合遊び」「( C )」の6つに分類した。そして、「( B )」は他者に関心が向いているので「( A )」より発達した形態であり、「連合遊び」は仲間とやりとりをして一緒に遊ぶが( D )されておらず、3~4歳頃にみられるとした。
その後の遊びの形態とその発達過程の研究において、「( A )」は5歳児でも活動内容によってはみられることから、未熟な形態というより、子どもの選択であるとの考えが示されている。従って、保育士は一人一人の子どもの遊びを理解して対応することが大切である。
【語群】
ア 一人遊び イ 仲間遊び ウ 運動遊び
エ 組織化 オ 象徴遊び カ 精緻化
キ 協同遊び ク 傍観者的行動
パーテン(Parten, M.B.)は、子どもの遊びの形態とその発達過程について、「何もしていない」「( A )」「( B )」「平行遊び」「連合遊び」「( C )」の6つに分類した。そして、「( B )」は他者に関心が向いているので「( A )」より発達した形態であり、「連合遊び」は仲間とやりとりをして一緒に遊ぶが( D )されておらず、3~4歳頃にみられるとした。
その後の遊びの形態とその発達過程の研究において、「( A )」は5歳児でも活動内容によってはみられることから、未熟な形態というより、子どもの選択であるとの考えが示されている。従って、保育士は一人一人の子どもの遊びを理解して対応することが大切である。
【語群】
ア 一人遊び イ 仲間遊び ウ 運動遊び
エ 組織化 オ 象徴遊び カ 精緻化
キ 協同遊び ク 傍観者的行動
- A:ア B:イ C:ウ D:エ
- A:ア B:ク C:ウ D:カ
- A:ア B:ク C:キ D:エ
- A:オ B:イ C:ウ D:エ
- A:オ B:ク C:キ D:カ
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この過去問の解説 (1件)
01
子どもの遊び方に関する問題です。
子どもの遊び方は、だんだん仲間と遊ぶようになり、また遊びのなかでルールを守る意識が見えてきます。
見ていきましょう。
これは×です。
パーテンは語群イ(仲間遊び)や語群ウ(運動遊び)とは分類していません。
ただし仲間遊びも運動遊びも、遊び方のひとつではあります。
これは×です。
パーテンは語群ウ(運動遊び)とは分類していません。
より詳しくすること、あるいは、語呂合わせなど、知識と知識を結び付けて学習する方法を語群:カ(精緻化)といいます。
これが正解です。
A:ア(一人遊び) B:ク(傍観者的行動) C:キ(協同遊び) D:エ(組織化)
パーテンは子どもの遊び方の段階を、「何もしていない」「( 一人遊び )」「( 傍観者的行動 )」「平行遊び」「連合遊び」「( 協同遊び )」の段階に分けました。
具体的には、
何もしていない:そのまま、遊んでいない状況です。
一人遊び:ひとりで遊んでいます。
傍観者的行動:ほかの子どもが遊ぶ様子を見ていたり、話しかけたりします。
平行遊び:ほかの子どもの横で同じ遊びをします。たとえば同じ砂場で遊んでいるものの、それぞれがおままごとをしたり、山をつくったりしています。
連合遊び:仲間と一緒に遊び、子ども同士でやりとりします。まだ組織化(たとえば砂場で山を作ってトンネルを通すなど共通の目標をもって遊んだり、鬼ごっこで鬼やドロボウなど役割分担をしたりすること)は明確ではありません。
協同遊び:同じルールや目標のもとに遊んだり、それぞれの役割を明確にしながら遊べる段階です。たとえば、ドッジボールでルールを守ろうとしない友達に注意するのもこの頃です。
これは×です。
パーテンは語群イ(仲間遊び)や語群オ(象徴遊び)、語群ウ(運動遊び)とは分類していません。
「象徴遊び」も遊び方のひとつです。「見立て遊び」や「ごっこ遊び」のことです。
見立て遊びでは、たとえば積み木を車に見立てて遊びます。
ごっこ遊びでは、ヒーローになりきって遊んだりすることが挙げられます。
これは×です。
より詳しくすること、あるいは、語呂合わせなど、知識と知識を結び付けて学習する方法を語群:カ(精緻化)といいます。
子どもたちがどのような遊び方をしているかは、次の保育の指導案を考えるヒントになります。注目すべきポイントです。
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