ITパスポートの過去問
平成28年度 春期
ストラテジ系 問1

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問題

平成28年度 春期 ITパスポート試験 ストラテジ系 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

連結会計システムの開発に当たり、機能要件と非機能要件を次の表のように分類した。aに入る要件として、適切なものはどれか。
問題文の画像
  • 故障などによる年間停止時間が、合計で10時間以内であること
  • 誤入力した伝票は、訂正用伝票で訂正すること
  • 法定帳票以外に、役員会用資料作成のためのデータを自動抽出できること
  • 連結対象とする会社は毎年変更できること

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この過去問の解説 (3件)

01

機能要件とは、システム化するためのユーザの業務です。システムの機能が該当します。

非機能要件とは、ユーザの業務に依存しないシステムの要件です。システムの性能が該当します。

選択肢をひとつずつ見ていきましょう。

1.システムの年間停止時間はユーザの業務に依存しません。よって、非機能要件のため正解です。

2.伝票に関する要件はユーザの業務に依存します。よって、機能要件のため誤りです。

3.データの自動抽出に関する要件はユーザの業務に依存します。よって、機能要件のため誤りです。

4.連結対象とする会社に関する要件はユーザの業務に依存します。よって、機能要件のため誤りです。

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02

正解は1です。


機能要件とはユーザがシステムに求める必須の機能です。ユーザがシステムを作成する主目的の部分になります。

非機能要件とはユーザが意識しないシステムの要件部分です。開発者がユーザの求める品質を整理し、要件として提案することが多いです。


選択肢の中で機能要件は2、3、4です。
非機能要件(システム要件)は1です。

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03

1 . 故障などによる年間停止時間が、合計で10時間以内であること
 →正解です。これはシステムの非機能要件といえます。(信頼性)
2 . 誤入力した伝票は、訂正用伝票で訂正すること
 →業務における事務処理方法のため業務要件といえます。
3 . 法定帳票以外に、役員会用資料作成のためのデータを自動抽出できること
 →こちらも業務における役員会用データ編集要件のため業務要件です。
4 . 連結対象とする会社は毎年変更できること 
 →連結対象の変更はユーザ事務要件のため業務要件です。

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