ITパスポートの過去問
平成28年度 春期
テクノロジ系 問68

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問題

平成28年度 春期 ITパスポート試験 テクノロジ系 問68 (訂正依頼・報告はこちら)

MACアドレスに関する記述のうち、適切なものはどれか。
  • 同じアドレスをもつ機器は世界中で一つしか存在しないように割り当てられる。
  • 国別情報が含まれており、同じアドレスをもつ機器は各国に一つしか存在しないように割り当てられる。
  • ネットワーク管理者によって割り当てられる。
  • プロバイダ(ISP)によって割り当てられる。

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この過去問の解説 (4件)

01

本設問は、「MACアドレス」と言う言葉に対する知識を確認するための問題と言えます。

問われている「MACアドレス」は、カタカナでは、マック・アドレスと読みます。MACは、Media Access Controlの略で、これに住所を意味するアドレス(address)を加えて、MACアドレスと呼んでいます。

「MACアドレス」は、メディア・アドレス・コントロールの名称通りに、パソコンなどの個々の機器に割り当てられた、ネットワーク機器を識別するための物理的な識別のための記号です。そのため、重複することがないように、製造メーカーによるベンダーIDを含み、一般的に16進数で表されます。

それでは、それぞれの選択肢の内容について考えてみたいと思います。


1.の選択肢については、『同じアドレスをもつ機器は世界中で一つしか存在しないように割り当てられる』とのことですので、正解と言えます。
しかし、かなりの自信がなければ、1.の選択肢をいきなり選ぶのは難しいでしょう。

そこで、他の選択肢についても確認したいと思います。


2.の選択肢については、『国別情報が含まれて』と記述されており、MACアドレスには国の識別情報は含まれませんので、MACアドレスの説明としては間違いに当たることがわかります。
そのため、2.は間違いと言えます。


次に、3.の選択肢については、『ネットワーク管理者』が割り当てるとのことですので、MACアドレスの説明としては間違いに当たることがわかります。


最後の4.の選択肢についても、文面から『プロバイダ(ISP)によって割り当てられる』という説明は、MACアドレスの説明としては間違いに当たることがわかります。


選択肢の文言が少ないため、「MACアドレス」について、正確な知識を持っていなければ、間違えてしまいやすい問題と言えます。

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02

MACアドレスとは、ネットワーク上の機器を識別するために、各機器に割り当てられた番号のことです。
MACアドレスは機器固有のものであり、重複するアドレスは存在していません。
データの通信時、送信元は送信先のMACアドレスをデータに書き込むことで、送信先に到達するようになっています。

選択肢を見ていくと、
「2」については、国に関する情報は含まれていないので「2」は不正解となります。
「3」、「4」については、MACアドレスはIEEE(アイ・トリプル・イー)というアメリカの組織により付与されているため、不正解となります。

よって、正解は、MACアドレスが機器固有のものであることについて言及している「1」となります。

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03

MACアドレスとは、ネットワーク上の各機器を一意に特定するために割り当てられるアドレスです。
原則として機器ごとに一意です。

それでは選択肢をひとつずつ見ていきましょう。

1.MACアドレスは同じアドレスを持つ機器は世界中でひとつです。よって正解です。

2.MACアドレスには国別情報が割り当てられません。国別情報はIPアドレスに割り当てられます。よって不正解です。

3.MACアドレスはIEEEと各ベンダーによって割り当てられます。よって不正解です。

4.3と同様に不正解です。

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04

MACアドレスは、ネットワーク上の機器を識別するために、各機器に一意に割り当てられた48ビットの番号です。24ビットはIEEEが管理するメーカの固定番号で、残りの24ビットは、メーカが機器ごとに重複しないように決める固有の番号を意味します。

したがって、同じアドレスをもつ機器は世界中で一つしか存在しないように割り当てられるというMACアドレスの説明をしている1が正解です。

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