ITパスポートの過去問
平成28年度 秋期
ストラテジ系 問15
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問題
平成28年度 秋期 ITパスポート試験 ストラテジ系 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
複数人が集まり、お互いの意見を批判せず、質より量を重視して自由に意見を出し合うことによって、アイディアを創出していく技法はどれか。
- ブレーンストーミング
- ベンチマーキング
- ロールプレイング
- ワークデザイン
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この過去問の解説 (3件)
01
充分な知識が備わっていれば、選択肢1.のブレーンストーミングが正解だと即答できます。
しかし、特徴的な言葉が使われている選択肢が多いため、消去法での回答も可能です。
それぞれの選択肢について解説します。
選択肢2.の『ベンチマーキング』は、基準を設けて、対象となる製品やサービスの精度を基準と比較した値を示す評価手法や経営手法を表す言葉です。
そのため、設問にある『質より量を重視して自由に意見を出し合うことによって、アイディアを創出していく技法』とは呼べず、求められている回答としては不適切と言えます。
そもそも、ベンチマーキング(Benchmarking)という言葉は、測量の際の用語で、ベンチ(腰掛台)と呼ばれる杭をマーキング(印付け)することで、基準としたのが発祥とされる言葉です。
最近では、パソコン機器などの性能評価を行う数値結果を示す言葉として耳にする機会が多いため、消去法を用いることで正答率を高められる可能性があります。
選択肢3.の『ロールプレイング』は、それぞれの役柄を演じることで進行する劇のような教育技法です。措定された役柄を演じることを通して、実際に遭遇した際に、どのような対処を望ましかったのかを検討することができる予行演習としての側面を持っています。
そのため、設問にある『質より量を重視して自由に意見を出し合うことによって、アイディアを創出していく技法』とは呼べず、求められている回答としては不適切と言えます。
余談ですが、ロールプレイング・ゲームは、この言葉から派生した【役割を演じるゲーム】という意味があり、耳にする機会の多い言葉であることから、消去法を用いることで正答率を高められる可能性があります。
選択肢4.の『ワークデザイン』は、ワーク(仕事)をデザイン(姿を描き出す)するという意味の、業務の再定義を促すための改善手法を表す名称です。
ワークデザイン手法は、仕事の目的から、その進め方に至るまで、あるべき理想の姿を思い描き、その理想を実現するための方法を新たに考え出し、実現に近づけることが求められます。
そのため、設問にある『質より量を重視して自由に意見を出し合うことによって、アイディアを創出していく技法』とは呼べず、求められている回答としては不適切と言えます。
消去法においては、選択肢1.の『ブレーンストーミング』と、選択肢4.の『ワークデザイン』が残る可能性が高いと言えます。また、どちらもQC活動等の業務改善のための取り組みなどで使われる用語であるため、聞きなれないと感じるかもしれません。
そんな時は、使われている言葉の意味を掘り下げて考えることをお勧めします。
例えば、選択肢1.の『ブレーンストーミング』は、ブレーン(頭脳)をストーミング(嵐、散らかす、かきまぜる)となります。様々な意見を嵐のように取り巻いて、その結果、通り過ぎた後に、成果として有効な意見が残る様を描いた造語です。
外来語の常として、カタカナで書かれた方が読み易い反面、名称として名付けられた際の意味を掘り下げて考える際のヒントを得るには、アルファベットで表記されていた方が考え易いという特徴があります。
本設問では、使われている言葉の意味を掘り下げて考えることが、消去法による正答率の向上につながると言えます。
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02
よって、正解は1です。
そのほかの選択肢も押さえておきましょう。
2.ベンチマーキングとは、自社の製品やサービスと、その業界で成功を収めている他社とを比較する手法です。
3.ロールプレイングとは、実際の場面を想定して複数の人が役を演じながら対処方法を確認する手法です。
4.ワークデザインとは、理想のシステムを定めて、現状を理想のシステムに進歩させるために行うべきことを整理する手法です。
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03
1.正解です。
2.ベンチマーキングとは、他の優れた経営と比較し、自社の水準を分析する方法です。
3.ロールプレイングとは、架空のもの現実に置き換えて、発生したものとして対応を検討する教育技法です。
4.ワークデザインとは、理想を掲げて、それになるためには現実のいまからどうするべきか行動を分析する方法です。
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