ITパスポートの過去問
平成28年度 秋期
ストラテジ系 問16

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問題

平成28年度 秋期 ITパスポート試験 ストラテジ系 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

コーポレートガバナンスの説明として、最も適切なものはどれか。
  • 競合他社では提供ができない価値を顧客にもたらす、企業の中核的な力
  • 経営者の規律や重要事項に対する透明性の確保、利害関係者の役割と権利の保護など、企業活動の健全性を維持する枠組み
  • 事業の成功に向けて、持続的な競争優位性の確立に向けた事業領域の設定や経営資源の投入への基本的な枠組み
  • 社会や利害関係者に公表した、企業の存在価値や社会的意義など、経営における普遍的な信念や価値観

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この過去問の解説 (3件)

01

コーポレートガバナンスとは、企業活動の健全性を維持する枠組みです。企業統治とも呼ばれます。
よって、正解は2です。

他の選択肢も押さえておきましょう。

1.企業の中核的な力は、コアコンピタンスです。

3.事業領域や経営資源の投入計画は、経営戦略です。

4.企業の存在価値や社会的な意義は、経営理念です。

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02

本設問は、『コーポレートガバナンスの説明』について、適切なものを選ぶ知識問題です。

しかし、それぞれの選択肢に特徴的な文言が使用されているため、消去法による回答も可能です。
そのため、それぞれの選択肢に含まれるキーワードについて解説します。


選択肢1.では、『企業の中核的な力』がキーワードとなります。これは「コアコンピタンス」の説明と考えられます。
そのため、『コーポレートガバナンスの説明』としては不適切です。

消去法によって気づくためには、『コーポレートガバナンス』の意味を名称から把握することが必要です。

例えば、コーポレート(企業)のガバナンス(統治)という風に言葉の意味から名称が名付けられた意味を考えることができると、選択肢1.の内容が、他の選択肢に優先して適しているのかという観点から、不適切であるという認識を持つことができる可能性が高まります。


次に、選択肢2.では、『企業活動の健全性を維持する枠組み』がキーワードです。
これこそ、企業(コーポレート)の統治(ガバナンス)という言葉の意味に相応しい説明と考えられます。

そのため、『コーポレートガバナンスの説明』として適切であり、正解と言えます。


選択肢3.では、『持続的な競争優位性の確立に向けた事業領域の設定や経営資源の投入への基本的な枠組み』がキーとなる部分ですが、これは意味が広いために、絞り込むことが困難です。

おそらくは、事業関連のポートフォリオをはじめとした複数の資産管理の取り組みを意味すると考えられますが、特に『経営資源の投入への基本的な枠組み』という部分を重く捉えた場合、『コーポレートガバナンスの説明』としては不適切と言うことができます。


最後の選択肢4.では、『企業の存在価値や社会的意義』がキーワードです。
これは企業の社会的責任を示すCSR(Corporate Social Responsibility)の説明だと考えられます。

そのため、『コーポレートガバナンスの説明』としては不適切です。


落ち着いて読み解くことができれば、正答率を高めることが出来ます。
分かりにくい表現に感じられる語句は、二つの言葉が組み合わさった外来語と考え、読み解く際に、二つの言葉の関わり方に注意すると、理解しやすくなる傾向があります。

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03

コーポレートガバナンス(Corporate Governance)とは、経営者の規律や重要事項に対する透明性の確保、利害関係者の役割と権利の保護など、企業活動の健全性を維持する枠組みです。

1.コアコンピタンスの説明です。

2.正解です。

3.経営戦略の説明です。

4.経営理念の説明です。

参考になった数2