ITパスポートの過去問
平成28年度 秋期
テクノロジ系 問97

共通鍵暗号方式は、暗号化と復号化に同じ「共通鍵」を使用する仕組みです。
公開鍵暗号方式は、「公開鍵」と「秘密鍵」を用い、公開鍵を使用して暗号化した文書を、秘密鍵を使って複号します。


１．暗号化と復号化とでは、同じ鍵を使用します。よって誤りです。

２．共通鍵は公開鍵よりも暗号化や復号化が高速に行えますので、正解です。

３．共通鍵は鍵を共有していますので、受け渡し時のリスクは高くなります。よって誤りです。

４．共通鍵は、通信相手が多数であればその数だけ作成する必要がありますので、管理する鍵も多くなります。よって誤りです。

公開鍵暗号化方式は、暗号用の鍵と復号用の鍵が異なります。
共通鍵と比べて、鍵の数が少ない、安全、処理が遅い点を押さえておきましょう。

共通鍵暗号化方式は、暗号用のカギと復号用の鍵が同一です。
公開鍵と比べて、鍵の数が多い、共通鍵の受け渡しが大変、処理が早い点を押さえておきましょう。

１．暗号化と復号で異なる鍵を使用するのは、公開鍵方式のため、誤りです。

２．共通鍵方式は公開鍵方式より高速に処理を行えるので、正解です。

３．鍵を安全に管理できるのは公開鍵方式のため、誤りです。

４．鍵の数が少なくて済むのは公開鍵方式のため、誤りです。

1.誤りです。共通鍵暗号方式は、暗号化と復号では、同じ鍵を使用します。

2.正解です。暗号化や復号を高速に行うことができます。

3.誤りです。相手に鍵を配送する手間とリスクが生じます。

4.誤りです。共通鍵暗号方式は、通信相手が多くなると、その数だけ鍵が必要になります。