ITパスポートの過去問 平成30年度 春期 テクノロジ系 問77

RAID（RedundantArrays of Inexpensive/IndependentDisks）とは複数の磁気ディスク（HDD）をまとめて1台の磁気ディスクとして扱う技術です。
複数の磁気ディスク内に修復用のデータや同一のデータをコピーして保存しておくことで障害耐性を上げます。
パリティ情報とは、壊れたデータを訂正するためのデータです。利用者が保存するデータとは異なります。
500Gバイト（1台分の容量）がパリティ情報に充てられるため、実行データ容量は以下のようになります。
500Gバイト× ( 4−1 ) = 1500Gバイト = 1.5Tバイト
１．不正解です。
２．不正解です。
３．正解です。
４．不正解です。

RAID5では、構成するディスクのうち、1台が障害になった場合でも、他のディスクで運用継続が可能な大変可用性の高いディスク構成です。この耐障害性を担保する為、構成するディスクの1台分のパリティとして使用します。
1台が500Gバイトが4台の構成ですので、実質3台分の容量約1.5Tバイトの仮想ディスクとして機能します。

したがって、3が正解です。

4台のHDDのうち1台はパリティ情報の記録に使用するため、データを格納できるHDDは3台です。

よって、実行データ容量は3台×500Gバイト=1500Gバイト=1.5Tバイトです。

このため正解は３です。