ITパスポートの過去問
令和3年度
マネジメント系 問51

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この過去問の解説 (3件)

01

アジャイル開発は、要件定義、設計、開発、テスト、リリースという開発工程のサイクルを短期間で何度も繰り返すことを前提とした開発手法です。

様々な要因で変化する顧客の要求に柔軟に対応することができます。

選択肢1. AIシステムの予測精度を検証するために、開発に着手する前にトライアルを行い、有効なアルゴリズムを選択する。

不正解です。

PoC(Proof of Concept)のことです。

選択肢2. IoTの様々な技術を幅広く採用したいので、技術を保有するベンダに開発を委託する。

不正解です。

アウトソーシングのことです。

選択肢3. IoTを採用した大規模システムの開発を、上流から下流までの各工程における完了の承認を行いながら順番に進める。

不正解です。

上流から下流に実施する開発手法は、ウォーターフォール型の開発手法のことです。

選択肢4. 分析システムの開発において、分析の精度の向上を図るために、固定された短期間のサイクルを繰り返しながら分析プログラムの機能を順次追加する。

正解です。

「固定された短期間のサイクルを繰り返しながら」がポイントです。

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02

分析システムの開発において、分析の精度の向上を図るために、固定された短期間のサイクルを繰り返しながら分析プログラムの機能を順次追加する。」が正解です。

選択肢1. AIシステムの予測精度を検証するために、開発に着手する前にトライアルを行い、有効なアルゴリズムを選択する。

不正解です。

PoC(Proof of Concept)の説明です。実験的に行う検証工程のことです。

選択肢2. IoTの様々な技術を幅広く採用したいので、技術を保有するベンダに開発を委託する。

不正解です。

アウトソーシングの説明です。外部に業務を委託することを言います。

選択肢3. IoTを採用した大規模システムの開発を、上流から下流までの各工程における完了の承認を行いながら順番に進める。

不正解です。

ウォーターフォール開発の説明です。

滝(Waterfall)のように上から順番に行うシステム開発手法です。

選択肢4. 分析システムの開発において、分析の精度の向上を図るために、固定された短期間のサイクルを繰り返しながら分析プログラムの機能を順次追加する。

アジャイルとは「素早い」という意味で、アジャイル開発とは、長い期間、大きな単位ではなく短期間、小規模のサイクルを繰り返して開発を進めていくシステム開発手法の1つです。

もう一つの代表的な開発手順のウォーターフォール開発と比べて、仕様変更に強く、開発期間を短縮できるなどのメリットがあります。

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03

アジャイル開発とは、要件定義、設計、プログラミング、テストまでの1サイクルを素早く、短期間で繰り返し、開発を進めていく手法です。アジャイルとは「素早い」という意味です。

選択肢1. AIシステムの予測精度を検証するために、開発に着手する前にトライアルを行い、有効なアルゴリズムを選択する。

システムの技術的な制度を検証するために、「開発に着手する前にトライアルを行い」とありますので、PoC(Proof of  Concept)のことです。概念実証と言われます。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢2. IoTの様々な技術を幅広く採用したいので、技術を保有するベンダに開発を委託する。

「ベンダに開発を委託する」とありますので、アウトソーシングについてです。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢3. IoTを採用した大規模システムの開発を、上流から下流までの各工程における完了の承認を行いながら順番に進める。

「上流から下流までの各工程」で「完了の承認を行いながら」とありますので、ウォータフォールについてです。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

なお、ウォーターフォールは、大規模なシステム開発において採用されることが多いです。

選択肢4. 分析システムの開発において、分析の精度の向上を図るために、固定された短期間のサイクルを繰り返しながら分析プログラムの機能を順次追加する。

「固定された短期間のサイクルを繰り返しながら」とありますので、アジャイル開発についてです。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

まとめ

アジャイル開発と似た概念として、RAD(Rapid Application Development)があります。少人数で早期にアプリケーション開発を行うという特徴があります。あわせて押さえておきましょう。

 

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