ITパスポートの過去問
令和4年度
マネジメント系 問50
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問題
令和4年度 ITパスポート試験 マネジメント系 問50 (訂正依頼・報告はこちら)
120kステップのソフトウェアを開発した。開発の各工程における生産性の実績が表のとおりであるとき、開発全体の工数は何人月か。ここで、生産性は1人月当たりのkステップとする。
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この過去問の解説 (3件)
01
ここでは、人月という単位を覚えましょう。
人月とは、従業員が1ヶ月に働いた量の単位です。1人月は1です。
例1) 7人のチームで開発期間が4ヶ月の場合のプロジェクトの人月
7人 x 4ヶ月 = 28人月
例2) 5人のチームで30人月の場合、プロジェクトに必要な開発期間
5人 × Xヶ月= 30人月
Xヶ月 = 30人月 ÷ 5人
Xヶ月 = 6ヶ月
人月の考え方がわかったところで、問題を解いていきましょう。
問題文中の120kステップというのは、この開発プロジェクト全体の仕事量です。つまり、このプロジェクトでは「120kステップ分の仕事をしなくてはならない」ということです。
これは設計と製造それぞれに適用される数字です。全体で120kステップなので、設計も製造も両方120kステップ分の仕事をしなくてはなりません。
「生産性は1人月当たり」ということですので、例えば設計業務であれば1人の従業員が1ヶ月働いてできる仕事量は6.0kステップとなります。(実際にはスキルなどに個人差があるので、あくまで平均値となります。)
つまり、それぞれの生産性で全体の仕事量を割れば、何人月あれば良いかがわかります。
設計 ・・・ 120kステップ ÷ 6.0ステップ = 20人月
製造 ・・・ 120kステップ ÷ 4.0ステップ = 30人月
20人月 + 30人月 = 50人月より、この開発プロジェクトには50人月必要となります。(正解は4)
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02
設問より設計と製造のそれぞれに掛かる人月を計算します。
設計 6.0kステップ/人月
これは、1人月で6.0kステップが終わることを示します。
よって、120kステップでは、120÷6=20人月 掛かります。
同様に製造では、120÷4=30人月 掛かります。
20+30=50 のため、4が正解です。
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03
4が正解です。
開発全体の工数は、設計、製造それぞれの工数の合計になります。
開発工程=開発規模÷生産性で求めることができるので、それぞれを計算すると、
設計
120kステップ÷6.0=20人月
製造
120kステップ÷4.0=30人月
設計+製造=20人月+30人月=50人月
となり、4が正解となります。
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