ITパスポートの過去問
令和5年度
テクノロジ系 問29

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問題

令和5年度 ITパスポート試験 テクノロジ系 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

メッセージダイジェストを利用した送信者のデジタル署名が付与された電子メールに関する記述のうち、適切なものはどれか。
  • デジタル署名を受信者が検証することによって、不正なメールサーバから送信された電子メールであるかどうかを判別できる。
  • デジタル署名を送信側メールサーバのサーバ証明書で受信者が検証することによって、送信者のなりすましを検知できる。
  • デジタル署名を付与すると、同時に電子メール本文の暗号化も行われるので、電子メールの内容の漏えいを防ぐことができる。
  • 電子メール本文の改ざんの防止はできないが、デジタル署名をすることによって、受信者は改ざんが行われたことを検知することはできる。

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この過去問の解説 (2件)

01

メッセージダイジェストとは、元のメッセージをハッシュ値に変換する技術のことを言います。ハッシュ値に同じデータを入力すると、同じ値が出力されるという特徴があります。そのため、元のデータに改ざんがされたかどうかを検知することができます。

選択肢1. デジタル署名を受信者が検証することによって、不正なメールサーバから送信された電子メールであるかどうかを判別できる。

メッセージダイジェストでは、元のデータに改ざんがされたかどうかを検知することができます。メールサーバーが不正かどうかは判別できません。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢2. デジタル署名を送信側メールサーバのサーバ証明書で受信者が検証することによって、送信者のなりすましを検知できる。

メッセージダイジェストでは、元のデータに改ざんがされたかどうかを検知することができます。送信者がなりすましかどうかは判別できません。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢3. デジタル署名を付与すると、同時に電子メール本文の暗号化も行われるので、電子メールの内容の漏えいを防ぐことができる。

メッセージダイジェストでは、元のデータに改ざんがされたかどうかを検知することができます。電子メール本文を暗号化するものではありません。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢4. 電子メール本文の改ざんの防止はできないが、デジタル署名をすることによって、受信者は改ざんが行われたことを検知することはできる。

メッセージダイジェストでは、元のデータに改ざんがされたかどうかを検知することができます。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

まとめ

メッセージダイジェストの特徴と使われ方について正確に覚えるようにしましょう。

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02

メッセージダイジェストとは、元のデータをハッシュ値に変換する技術です

メッセージダイジェストは、データの改ざんが行われたかどうかを検証することが可能です

選択肢1. デジタル署名を受信者が検証することによって、不正なメールサーバから送信された電子メールであるかどうかを判別できる。

誤りです

送信元が不正なサーバか否かを判別することはできません

選択肢2. デジタル署名を送信側メールサーバのサーバ証明書で受信者が検証することによって、送信者のなりすましを検知できる。

誤りです

デジタル署名を送信側メールサーバのサーバ証明書で受信者が検証することはできません

選択肢3. デジタル署名を付与すると、同時に電子メール本文の暗号化も行われるので、電子メールの内容の漏えいを防ぐことができる。

誤りです

デジタル署名を付与しても、電子メール本文の暗号化は行われません

選択肢4. 電子メール本文の改ざんの防止はできないが、デジタル署名をすることによって、受信者は改ざんが行われたことを検知することはできる。

正解です

データの改ざんが行われたことを検知できます

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