ITパスポート 過去問
令和7年度
問74 (テクノロジ系 問19)

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問題

ITパスポート試験 令和7年度 問74(テクノロジ系 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

デジタルフォレンジックスの説明として、適切なものはどれか。
  • コンピュータに関する犯罪や法的紛争が生じた際に、コンピュータから削除された電子メールを復元するなどして、証拠を収集し保全すること
  • システムを実際に攻撃して脆(ぜい)弱性の有無を調べること
  • 通信経路を暗号化するなどして、公衆回線をあたかも専用回線であるかのように利用すること
  • 電子メールやファイルなどのハッシュデータを本人の秘密鍵で暗号化すること

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この過去問の解説 (1件)

01

デジタルフォレンジックスとは馴染みがない単語かもしれませんが、コンピュータ犯罪や法的紛争が発生した際に、デジタルデータから法的な証拠を収集・分析する科学的な手法という意味の用語です

 

選択肢1. コンピュータに関する犯罪や法的紛争が生じた際に、コンピュータから削除された電子メールを復元するなどして、証拠を収集し保全すること

電子メールなどのデジタルデータは、削除しても完全に消えるわけではなく、復元できる可能性があります

証拠として利用するために、収集、保全、管理を行うこともデジタルフォレンジックスに含まれる行動の一つです。

そのため本選択肢が正解です。

選択肢2. システムを実際に攻撃して脆(ぜい)弱性の有無を調べること

本選択肢はペネトレーションテストが該当すると考えられます。

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢3. 通信経路を暗号化するなどして、公衆回線をあたかも専用回線であるかのように利用すること

選択肢の内容に該当するものは、VPN(Virtual Private Network)です。

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢4. 電子メールやファイルなどのハッシュデータを本人の秘密鍵で暗号化すること

選択肢の内容は暗号化に関する技術のデジタル署名についてのものです。

そのため本選択肢は不正解です。

まとめ

デジタルフォレンジックスとは、選択肢のような削除したデータの収集だけではなく、正常なデバイスのデータでも改ざんや捏造がされていないことを証明するために、取り決められた手順や手法で保全することも含んでいます。

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