ITパスポート 過去問
令和7年度
問90 (テクノロジ系 問35)

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問題

ITパスポート試験 令和7年度 問90(テクノロジ系 問35) (訂正依頼・報告はこちら)

無線LANのセキュリティ対策に関する記述として、適切なものはどれか。
  • APIは、複数のアクセスポイントをグループ化して管理するIDである。
  • SSHは、アクセスポイントをステルス化することで無線LANネットワークを隠蔽する機能である。
  • VPNは、アクセスポイントに登録したMACアドレスをもつ機器以外からの接続を拒否する機能である。
  • WPA2は、WEPよりも高い信頼性をもつ、無線通信の暗号化技術である。

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この過去問の解説 (1件)

01

無線LANは電波を利用するため盗聴や不正アクセスのリスクが高く暗号化方式や接続制御の仕組みが重要になります。

選択肢の中から、無線LANのセキュリティ対策について述べているものを選ぶ問題です。

各選択肢をみていきます。

選択肢1. APIは、複数のアクセスポイントをグループ化して管理するIDである。

API(Application Programming Interface)は、ソフトウェア同士が機能を呼び出すための仕組みです。

無線LANのアクセスポイントをグループ化して管理するIDではありません。

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢2. SSHは、アクセスポイントをステルス化することで無線LANネットワークを隠蔽する機能である。

SSH(Secure Shell)は、リモート接続を安全に行うための通信暗号化プロトコルです。

アクセスポイントをステルス化する機能ではありません。

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢3. VPNは、アクセスポイントに登録したMACアドレスをもつ機器以外からの接続を拒否する機能である。

VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上に安全な仮想専用線を構築する技術です。

アクセスポイントに登録したMACアドレスをもつ機器以外からの接続を拒否する機能ではありません。

MACアドレスによる接続制御はMACアドレスフィルタリングで行います

そのため本選択肢は不正解です。

選択肢4. WPA2は、WEPよりも高い信頼性をもつ、無線通信の暗号化技術である。

WPA2(Wi-Fi Protected Access 2)は、無線LANにおける暗号化方式でWEPやWPAよりも高いセキュリティを持つ技術です。

無線通信の暗号化技術であるため、本選択肢が正解です。

まとめ

無線通信の暗号化方式は、WEP → WPA → WPA2 → WPA3と強力な暗号方式へと進化しています。

脆弱性はありますが、WEPやWPAも実際には利用されているため、出題される可能性はあるので学習しておきましょう。

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