管理栄養士の過去問
第28回
社会・環境と健康 問10

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問題

第28回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

喫煙に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 喫煙は、くも膜下出血のリスク因子である。
  • 21世紀における第2次国民健康づくり運動(健康日本21(第2次))では、成人喫煙率の数値目標が示されている。
  • 母親の喫煙により、乳幼児突然死症候群のリスクが高まる。
  • 未成年者へのたばこの販売は、健康増進法で禁じられている。
  • 最近10年間における男性の喫煙率は、低下傾向にある。

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この過去問の解説 (3件)

01

社会・環境と健康/生活習慣(ライフスタイル)の現状と対策からの出題です。

選択肢1. 喫煙は、くも膜下出血のリスク因子である。

喫煙は、くも膜下出血以外にも、肺がんをはじめ、多くのがんや脳血管疾患、喘息など多くの重要な疾病のリスク因子となっています。

選択肢2. 21世紀における第2次国民健康づくり運動(健康日本21(第2次))では、成人喫煙率の数値目標が示されている。

健康日本21(第二次)では、①成人喫煙率の減少、②未成年の喫煙をなくす、③妊娠中の喫煙をなくす、④家庭・職場・飲食店等での受動喫煙の減少が掲げられています。

選択肢3. 母親の喫煙により、乳幼児突然死症候群のリスクが高まる。

このほかにも妊産婦の喫煙は、早産や流産、胎児の発育異常などの危険性を高めることが明らかになっています。

選択肢4. 未成年者へのたばこの販売は、健康増進法で禁じられている。

未成年者の喫煙については、未成年者へのたばこの販売を「未成年者喫煙禁止法」にて禁じています。

選択肢5. 最近10年間における男性の喫煙率は、低下傾向にある。

出題当時であれば2003年の46.3%から2013年の32.2%と減少傾向が確認でき、直近でも30.3%と減少傾向は続いています。

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02

誤っているものは「未成年者へのたばこの販売は、健康増進法で禁じられている。」です。

選択肢1. 喫煙は、くも膜下出血のリスク因子である。

喫煙はくも膜下出血、虚血性心疾患、がん、COPD、歯周病などのリスクを高めます。

選択肢2. 21世紀における第2次国民健康づくり運動(健康日本21(第2次))では、成人喫煙率の数値目標が示されている。

健康日本21(第二次)では、2010年に19.5%の喫煙率を2022年に12%まで低下させるという数値目標を掲げています。

選択肢3. 母親の喫煙により、乳幼児突然死症候群のリスクが高まる。

文章通りです。

選択肢4. 未成年者へのたばこの販売は、健康増進法で禁じられている。

未成年者へのたばこの販売を規制する法律は、未成年者喫煙禁止法です。

選択肢5. 最近10年間における男性の喫煙率は、低下傾向にある。

男性の喫煙率は、ここ10年ほど低下傾向ですが、女性は横ばいです。

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03

誤っているものは 「未成年者へのたばこの販売は、健康増進法で禁じられている。」 です。

選択肢4. 未成年者へのたばこの販売は、健康増進法で禁じられている。

未成年者へのたばこの販売は、未成年者喫煙禁止法で禁止されています。

健康増進法では、多数の者が利用する施設の管理者に対し、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるよう求めています。

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