管理栄養士の過去問
第27回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問38
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問題
第27回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
尿細管におけるミネラルの調節に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 副甲状腺ホルモン(PTH)は、カルシウムの吸収を促進する。
- オキシトシンは、カリウムの吸収を促進する。
- アルドステロンは、ナトリウムの排泄を促進する。
- レニンは、カリウムの吸収を促進する。
- バソプレシンは、ナトリウムの吸収を促進する。
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この過去問の解説 (3件)
01
血中カルシウム濃度を上昇させるほか、骨吸収の亢進と同時に骨形成も亢進させ骨代謝を高めます。
以下、詳細の説明です。
2.オキシトシンは下垂体後葉から分泌され、乳汁分泌や子宮筋収縮を促進します。
3.アルドステロンは副腎皮質から分泌され、カリウムの尿中排泄とナトリウムの再吸収を促進します。
4.レニンは腎臓から分泌され、カリウムの排泄を促進します。
また、血中のアンジオテンシノーゲンに作用し、最終的に血圧上昇をもたらします。
5.バソプレシンは下垂体後葉から分泌され、腎集合管に作用して水の再吸収を促進します。
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02
【1.副甲状腺ホルモン(PTH)は、カルシウムの吸収を促進する。】です。
副甲状腺ホルモンは骨吸収を促進し、血液中のカルシウム濃度を増加させます。
分泌低下により、血中カルシウムが不足し四肢や全身の痙攣がみられます(テタニー)。
他に、腎臓でのビタミンDの活性化を促進したり、尿細管でのカルシウム再吸収を促進します。
2.オキシトシンは、脳下垂体後葉から分泌され、乳汁分泌の促進(射乳)や子宮の収縮を促進します。
3.アルドステロンは、副腎皮質より分泌され、ナトリウムの再吸収促進や、カリウムの排泄を促進させる、いわゆるミネラルコルチコイドです。
4.レニンは、腎臓から分泌され、カリウムの排泄を促進します。
さらに副腎皮質に働いてアルドステロンを分泌させ、血圧を上昇させます。
5.バソプレシンは、脳下垂体後葉より分泌され、尿細管の集合管における水の再吸収を促進して、尿量を減少させます。
間脳の視床下部で分泌を調節しています。
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03
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/腎・尿路系からの出題です。
1.正しい記載です。副甲状腺ホルモンの主な働きは、骨からのカルシウム放出を促進することと、カルシウムの吸収を促進することです。
2.オキシトシンは下垂体後葉ホルモンで、子宮収縮や射乳作用があります。
3.アルドステロンは副腎皮質ホルモンで、尿細管でのナトリウム再吸収促進、カリウム再吸収抑制をします。
4.レニンは腎臓から分泌されるたんぱく質分解酵素で、アンギオテンシノーゲンをアンギオテンシンⅠに変換します。
5.パソプレシンは下垂体後葉ホルモンで、抗利尿ホルモンです。
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