管理栄養士の過去問
第27回
栄養教育論 問107
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問題
第27回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問107 (訂正依頼・報告はこちら)
地域において、栄養成分表示を参考にする人を増加させる取組みを計画している。プリシード・プロシードモデルに基づいて行うアセスメントの項目と、その内容の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 行動とライフスタイル ----- 栄養成分表示を実施している飲食店数
- 強化要因 --------------- 栄養成分表示を活用して減量に成功した人との交流の有無
- 環境 ------------------- 栄養成分表示の利用をサポートする人の存在
- 実現要因 --------------- 栄養成分表示の意味を理解している人の割合
- 準備(前提)要因 --------- 栄養成分表示に関する法的整備の有無
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この過去問の解説 (3件)
01
1. 栄養成分表示をしている飲食店数は「環境」に該当するので誤となります。
2. 「強化要因」は、対象者を取り巻く人々からのフィードバックの因子であり、正となります。
3. 栄養成分表示の利用をサポートする人の存在は「強化要因」であるので誤となります。
4. 「実現要因」は社会資源や対象者の技術、近接性、規則、法律などの因子を言います。栄養成分表示の意味を理解している人の割合は、「準備要因(知識、態度、信念など個人への直接的な働きかけの因子)」であるため、誤となります。
5. 栄養成分表示に関する法的整備は、「政策・法規・組織」であるので誤となります。
よって正解は、2. となります。
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02
1:栄養成分表示を実施している飲食店数は、ベースとなる「環境」にあたります。
2:「強化要因」とは、行動の継続を後押しする支援や満足感・達成感のことです。
3:栄養成分表示の利用をサポートする人の存在にも、「強化要因」にあたります。
4:栄養成分表示の意味を理解している人の割合は、「準備(前提)要因」にあたります。
「準備(前提)要因」とは、行動を起こす前の知識や態度を指します。
5:栄養成分表示に関する法的整備の有無は、「政策・法規・組織」にあたります。
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03
1:行動とライフスタイルで行うアセスメントは、QOLや健康状態に影響を及ぼす行動について行います。
2:記載の通りです。強化要因は行動を持続するように励ますなど、ある行動をとった後に他者からフィードバックを受けることが該当します。
3:環境は実現要因の一つですので、栄養成分表示に関する法整備などが該当します。(5の「栄養成分表示に関する法的整備の有無」)
4:実現要因のは、個人や組織、社会が行動や環境を変えていくのに必要な新しいスキルなどが該当します。(1の「栄養成分表示を実施している飲食店数」)
5:準備(前提)要因は、行動の動機づけになる要因のことです。(4の「栄養成分表示の意味を理解している人の割合」)
栄養教育論/栄養教育のための理論的基礎からの出題です。
プリシードとは「実践に先立って行われる」という意味、プロシードとは「続いて行われる」という意味です。
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