管理栄養士の過去問
第26回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問25
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第26回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
アミノ酸・たんぱく質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 尿素回路は、肝臓に存在する。
- アラニンは、アミノ基転移反応によりオキサロ酢酸になる。
- アスパラギン酸は、ケト原性アミノ酸である。
- プロテインキナーゼは、たんぱく質分解酵素である。
- オートファジー(autophagy)は、たんぱく質を合成する作用である。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
2.アラニンは、アミノ基転移反応によりピルビン酸になります。
3.アスパラギン酸は、糖原性アミノ酸です。
4.プロテインキナーゼは、たんぱく質リン酸化酵素です。
5.オートファジー(autophagy)は、自食作用とも呼ばれ、たんぱく質取り込み分解する作用です。
参考になった数21
この解説の修正を提案する
02
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/アミノ酸・たんぱく質・糖質・脂質の代謝からの出題です。
1:文章の通りです。アンモニアは人体にとって有害なので、肝臓の尿素回路で毒性の低い尿素に変換されて腎臓に運ばれた後、尿中へ排出されます。
2:アラニンはアミノ基転移反応によって、ピルビン酸になります。
3:アスパラギン酸は糖原性アミノ酸です。糖原性アミノ酸とは、糖質代謝経路に入ってグルコースに変換されるアミノ酸のことです。
4:たんぱく質分解酵素は「プロテアーゼ」です。プロテインキナーゼはたんぱく質リン酸化酵素です。
5:オートファジー(autophagy)とは、自己の細胞成分を分解する機能のことです。オートは「自己」、ファジーは「食べる」という意味なので、自食作用ともいいます。体たんぱく質の分解機構の一つです。
参考になった数6
この解説の修正を提案する
03
よって、正しい答えとなります。
2.アラニンは、アミノ基転移反応によりピルビン酸になります。
3.アスパラギン酸は、糖原性アミノ酸です。アスパラギン酸のほか、アラニンやグルタミン酸も糖原性アミノ酸に該当します。
4.プロテインキナーゼは、たんぱく質リン酸化酵素です。たんぱく質分解酵素は、プロテアーゼです。
5.オートファジーは、たんぱく質を分解する作用です。オートファジーとは、細胞内のたんぱく質をリソソームを用いて分解する機構です。
参考になった数6
この解説の修正を提案する
前の問題(問24)へ
第26回問題一覧
次の問題(問26)へ