管理栄養士の過去問
第26回
食べ物と健康 問62

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第26回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

放射性物質に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • ストロンチウム90は、放射性物質である。
  • 放射性物質の中には、1年以上の物理的半減期を持つものがある。
  • ヨウ素131は、生体中で甲状腺機能障害の原因となる。
  • わが国では、輸入食品にセシウム134と137の合計値による規制値が設定されている。
  • セシウム137は、ばれいしょの発芽防止のために用いられる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 5 です。

ばれいしょの発芽防止のために用いられるのは、コバルト60です。

1.ストロンチウム90は放射性物質で、骨髄の造血機能を障害します。

2.放射性物質の半減期は1年以上の長いものが多いです。

3.ヨウ素131は、生体中で甲状腺機能障害や発がんの原因となります。

4.わが国では、輸入食品にセシウム134と137の合計値による規制値が設定されています。

参考になった数15

02

正解は 5 です・

食べ物と健康/食品の安全性からの出題です。

現在、日本で放射線照射が認められているのはばれいしょの発芽防止のみで、コバルト60のγ線の照射がなされています。

その他の選択肢については正しい記載です。

参考になった数3

03

正解:5

ばれいしょの発芽防止にはコバルト60のγ線を用いています。

1.ストロンチウム90はヒトの体内に入ると大部分が骨に取り込まれます。半減するまでに29年かかるため長期にわたりβ線を体内に放出し続けます。そのため骨のガンや白血病などを引き起こす原因となります。

2.放射性物質の中には1年以上の物理的半減期を持っているものが存在します。

3.ヨウ素131は甲状腺機能障害、甲状腺がんなどの原因となります。

4.日本では輸入食品にセシウム134とセシウム137合計値による規制値を厚生労働省が設定しています。

参考になった数3