管理栄養士の過去問
第25回
食べ物と健康 問73
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問73 (訂正依頼・報告はこちら)
油脂の酸化に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 不飽和脂肪酸は、脱炭酸されてペルオキシラジカルとなる。
b ペルオキシラジカルは、不飽和脂肪酸から酸素を引き抜く。
c 過酸化脂質は、分解されるとアルデヒドやケトンを生じる。
d α-トコフェロールは、ラジカルを捕足する。
a 不飽和脂肪酸は、脱炭酸されてペルオキシラジカルとなる。
b ペルオキシラジカルは、不飽和脂肪酸から酸素を引き抜く。
c 過酸化脂質は、分解されるとアルデヒドやケトンを生じる。
d α-トコフェロールは、ラジカルを捕足する。
- aとc
- bとc
- cとd
- aとd
- aとb
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この過去問の解説 (3件)
01
以下、詳細の説明です。
a.×
不飽和脂肪酸は、脱水素した後、酸化されてペルオキシラジカルとなります。
b.×
ペルオキシラジカルは、不飽和脂肪酸から水素を引き抜き、
別の新しいペルオキシラジカルを生成します。
自身は過酸化脂質(ヒドロパーオキシド)になります。
c.〇
生成した過酸化脂質は徐々に分解され、
アルデヒド、アルコール、ケトン、短鎖脂肪酸などの2次生成物を生じます。
d.〇
α-トコフェロールは脂質を酸化させるラジカルを捕足することで、
抗酸化物質としての役割を果たします。
なお、a~bの一連の反応を、油脂の自動酸化とよびます。
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02
a:不飽和脂肪酸は、酸化されてペルオキシラジカルとなります。
b:ペルオキシラジカルは、飽和脂肪酸から水素を引き抜き、別の新しいペルオキシラジカルを生成します。同時に自身は過酸化脂質となります。
c:〇
d:〇
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03
食べ物と健康/食品の安全性からの出題です。
a:不飽和脂肪酸がペルオキシラジカルとなるのは、水素が失われ、酸素が付加した場合です。
b:aの解説より、ペルオキシラジカルは、不飽和脂肪酸から水素を引き抜きます。
c:正しい記載です。油脂は酸化によって過酸化物を生成し、それらが分解してアルデヒドやケトンなどを生じます。
d:記載の通りです。酸化防止剤としても使用されます。
よってcとdが正しい記載とわかり、正解は 3 となります。
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